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テーマ:★自分探し★(136)
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娘が高校を卒業したと同じこの春、この校長先生も退職され、本業に画業に専念されたと聞いていたのですが、今回の演題は「人はなぜ絵を描くのか」。 飾らないお人柄が大人気だった「観ちゃん」が、どんな話をされるのか、興味津々!夏休みで帰省中の娘とデザイナーの友人と張り切ってでかけました。 猛暑のせいか、途中でカッコイイジャケットを脱ぎ、ネクタイをはずし、ミネラルウォーターを何度か口にされた様子が、なんだか幾分お疲れ気味に見えてちょっと心配になってしまった「観ちゃん」。でも、さすが講演の中には、心に残る言葉がいくつもありました。 そのひとつは、「才能とは、好きが続いていること」 「観ちゃん」も、子どものころずばぬけて絵が上手だったわけではないけど、好きだったからずっと描き続けたこと。美大で教えたり、付属高校の校長になったり、絵を描くことより、絵を続けていくことの苦労のほうが大きかったとのこと。 確かに、中途半端に器用だったりすると、極める前にすぐあきてしまったりするする。本当に好きでずっと続けていくって、大変なことです。絵に限らず、すべてのことに通ずると、納得。 次は、「無名性・・・名前が消えたときに、残るかどうかで本当の価値がわかる」 古代の洞窟の絵などの話を例に話されたのですが、確かに作者の名前なんてぜんぜんわからなくなっても、みんながすごいと認められるものって、本当に価値あるものなんですね。誰々のだからって高値がついたって、何千年後に残るかどうか・・・。ブランド名で安易に飛びつきたがる人には耳の痛い話かも・・・。 そして、「観ちゃん」がこれまでもよく話してることだけど、今回も登場した「心をこめて見る」 そうすることで、最初は外面しか見えていなかったそのものの内面が見えてくる。そしてやがては、その向こうには自分が見えてくるし、また消えていく自分も見える。 これまた絵を描くときだけでなく、すべてのことに通ずる言葉かも。 観ちゃん、ステキな講演ありがとう!どうぞこれからもお元気で、大好きな絵を描き続けてください。 ※上の絵は「観ちゃん」の平成7年の作品「海辺の丘」。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.08.17 03:32:15
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