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カテゴリ:投資の心得
「損失を出すことは仕方が無いことだ」、「失敗したらその後の対処が重要だ」
と述べました。 この世の中に、絶対ということはありません。ましてやゲームの世界においては、各プレーヤーは自分が有利になるようにゲームを進めます。対戦型のゲームにおいて、相手が有利になるということは、自分にとって不利になることが一般的です。思い通りにいかないのが、普通なのです。 誰も常に勝ち続けることはできません。強いゲーマーは、失敗はおこりうるものと考え、失敗した時(予定通りに行かない時)の影響や対処を考慮しています。 絶対にやってはいけない失敗があります。それは致命傷を負うことです。 ひとつの取引で、決して再起不能な損失を被ってはいけません。そうなる前に撤退する必要があります。 流動性不足などですぐに撤退できないなど、損失のコントロールが難しい場合には、そもそもその勝負を行ってはいけません。 私は戦国大名になったつもりでプレイしています。当時はお家が大事ということで、大名家を維持継続することが最大の関心事でした。たとえ局地戦で敗れることはあっても、絶対に滅亡しないように細心の注意を払っていました。 桶狭間で今川義元が討ち取られたり、長篠の戦で武田勝頼が敗れたように、たった一度の敗戦でも致命傷を負うと、どんなに強大な戦国大名であっても、衰退していき滅亡する危険性があります。 株式投資ゲームにおいても、再起不能なほどの大敗をしないように、戦力(=運用資金)の維持に努めてください。 致命傷を負わない範囲で、積極的にプレイしましょう。 決して一か八かの勝負をしてはいけません。勝負とは、勝機を見つけた時にかけるものです。好機に攻勢をかけることと、窮地に陥った時の玉砕は、意味が違います。玉砕覚悟の勝負は、ゲームオーバーへの片道切符です。 株式投資ゲームでは、長期間相場が低迷していた後に、突然上昇相場が始まるものです。これは個別株式についても同様です。 いつ上昇相場が始まるのかは、わかりません。その時に大きなチャンスを逃さないように、戦力を確保しておくことが、非常に重要です。 ゲーマーにとっては、ゲームし続けることが最低限の目標です。ゲーム開始直後に、サドンデスでゲームオーバーになっては、つまらないですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.07 13:04:20
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