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カテゴリ:風邪
週明けからまた慌しい日々が戻ってきました。
このところ一段と空気が凛っと引き締まった感じがして気持ちが良いです。 風邪、もうすでに蔓延していますね。 昨日、2歳の男の子が高熱を出して訳の分からない寝言を言ってフラフラと起き出して・・・とあわてた様子で連絡がありました。 小さなお子さんの場合、問診ができないのでお母さんに様子を聞いて実際に身体に触れてみないと判断ができないんですよ。 愛車バリオスくんの登場ですわ。阪神高速をひたすら走りました 風邪を引いてしまった場合、確認することがいくつかあります。 一つは悪寒の有無です。ぞくぞくしたりなんとなく寒かったり、とにかく温かくしていたいのかです。これを間違えて治療すると風邪といえども大変なことになります。 悪寒のあるときは、まもなく発熱が始まるのですがこれは外邪に対抗して外に追い出そうとする働きです。ですから発熱を怖がらないことが肝要です。 市販の風邪薬のほとんどに解熱剤が入っているので、熱は下がっても邪気を出し切れないので風邪の症状は治まってもなんとなく体調がおかしいとおっしゃる方があまりにも多いです。 患家に到着して、実際に子どもの身体に触れてみると、お母さんから聞いていた症状から予想していたお腹の様子があまりにも矛盾していて戸惑ってしまいました。 この子の場合、風寒の外邪が体表から体内に入り込んでいました。こうなると今までゾクゾクと寒かったのが一転して暑がるようになります。 さらに聞くと座薬を使って解熱させたとのこと。さらに聞くと発汗がなかったとのこと。それで謎が氷解。 確かに体表の熱が取れているかのようなのですが、実は体表の熱がさらに深い内部に押し込められて出口をなくしているんです。小さな子どもは自分の状態を表現できないけれど、悶えるように苦しいのは十分理解できます。 あとね、便の状態がとても大切です。風邪を引いて便秘すると単純な風邪ではすまなくなります。 毎日食事をするのと同じように、ウンチは毎日出るように心がけてください。 どのような病気でも、また普段のご自身の体調を知るには、食事・睡眠・大小便といったありふれた簡単なことがとても大切です。 昨夜、このお子さんは幸いなことに気持ちよく眠っているとの連絡。心底ホッとした気持ち。 これから朝の様子を聞いて問題がないことを願いつつ、もう出かける用意をしなくっては! しばらく風邪シリーズで書いて参ります! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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