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晴 陶 句 読

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2024.03.20
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カテゴリ:「本」の紹介
『破れ星、流れた』

・倉本聰       ・幻冬舎

〜いよいよ大作家も「まとめ本」か、、22/6発行の 自伝的書き下ろし331頁。
1章 親父の肖像〜戦前・戦中・戦後 2章 青二才の春〜浪人時代・東大時代・ニッポン放送時代。 

扉に【隕石も 落さず散った 破れ星】ー「おやじの匂いを不思議に覚えている。ーおやじの遺したものは
夫妻しかなかったーある日突然ハッときがついた。 ー 十七年の歳月の中で気づかぬうちに沁み込ませて

もらった金銭には代えられぬ巨額な精神的遺産であった気がする。ー」「ーおやじは筋金入りのクリスチャ
ンだった。ーはまりこんだのは俳句の世界である。ー春潮と号して発句の世界にに夢中になる。そして一人
の男と結びつく。中西悟堂、野鳥の大家。ーなんとも只ならぬ関係となる。ー」

・ブッポウソウ〜木の葉木菟・コロ助ボーコー〜フクロウ・チリチョロ、チチクイチッチョロチリリ〜アオ
シ゛・一筆啓上仕候〜ホオジロ・土食うて・・〜燕・チョツトこい〜コジュケイ・ジュウイチ〜慈悲心鳥・

ヒホシホイホイホイ〜三光鳥などの「聞き做し』のの術に夢中、居住地の善福寺や西荻窪の地にも親近感、
「ーその年の十二月、あり戦争が起こり、日本は暗黒の時代に入った。」そして学童疎開は、山形上山。

戦中は、岡山・金光へ、敗戦後は東京へと。その後は ↑中見出しのごとく、脚本家への波乱万丈を経た
道へと繋がる。 これまで読んできたエッセイや対談等、生き方への断言などの「小気味よさ」やテンポと

は違った印象である。 1章の父の記、戦中戦禍の記は「戦争を知らない」者にとっては「身近」なコトと
と記憶されることだろう。 【しんしんと 寒波来し夜の 鴨の声】 父親 辞世の句。

そして、「美とはすべての行動規範だ。創るのも美なら、行動も美。それを今後の生き方とするなら、あら
ゆる行動、あらゆる思考に、利害関係を絡ませることだけは今後一切しないと思った。ー(と、父の声が聞
こえた気がした) これをこれからの自分の行動のすべての基礎に据えようと思った。ー」以降の【今】へ。

(読了・24/12)





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最終更新日  2024.03.20 15:40:33
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