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晴 陶 句 読

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2024.03.25
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カテゴリ:「本」の紹介
『福島菊次郎 あざなえる記憶』

・那須 圭子     ・かながわ出版

〜『福島菊次郎』の映画を見たのはいつだったろうか、、たしか千葉劇場の記憶、、、。ご存知とは思うが
著者「プロローグ」〜「ー福島さんは、被爆者、学生運動、自衛隊、兵器産業、ウーマンリブなどととも

に、成田闘争の取材では三里塚の農民たちを、そして水俣病の村では患者となった漁師と家族を撮り、その
写真を発表することでかれらの戦力になろうとした。94歳で亡くなるまで日本という国家の嘘を告発し続け

た、その力の源泉は何だったのか、福島さんの口から返ってきた小知恵は【国家】への私怨ということばだ
った。重要なキーワードだが、それと表裏一体のとねいえるクニへの温かな思い、言い換えれば【故郷】
(くに)への私募のようなものが、福島さんの報道写真家としての活動を支えつづけたのではなかったか。

私にはそんなそんな気がしてならない。ー」著者若き1960年東京生、「ー結婚を機に山口県に映る。地元
上関原発設計計画に直面し、菊次郎氏からバトンを渡される形でー運動の撮影を続ける。現在、悪島第一
原発事故での被災地での取材を続けている。ー」

1 浅間山荘にて 2 ヒロシマ 3 カメラを武器に〜べ平連の風 他 4 原発が来たー石垣の祝島 
5 石をめぐる記憶〜彫金と戦艦 他 6 棺桶のゆくえ〜はじめての絶交 他 7 人たらし〜アラビアの

国賓 他 8 原発が来たー3月11日・空っぽの牛舎 他 9 お仕舞い〜ネガよさようなら 他、多くの写真
と 207頁 22/5発行。巻末には「あるひのことば」〜・そうか、あなたと僕はあの日、あさま山荘でもう
出会ってたのね。 ・カメラに中立性なんてないし、みんな中立的な立場でしか撮らないからー。

・福島さんの答えは明確だった「あのねぇ、那須さん無知であることは罪なの。僕がそうだったから、よく
わかる」・表に出ないものを引っ張り出して、たたきつけてやりたい。 ・独りになることを恐れないで、
孤立することを恐れないで。・みんな戦争なんて始まらないとって、頭のどこかでそう思ってるだろ。でも、

もう始まるよ。・【この国に、解決された問題はひとつもないの】〜ネガは「共同通信イメージす」に譲渡
することを決めた。〜那須さんあっての本書であり、菊次郎さんだけでなく、まさに【日本の記録】だ!!!





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最終更新日  2024.03.25 14:50:37
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