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ジルコニアの気まま日記

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ジルコニア5519

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天衣無縫傍若無人なトークで、リスナーをはじめ、スタッフと相方すらも圧倒する噛み様『風音様』と風音様をはじめ、ゲストやスタッフが投げかける、どんな球も打ち返すそのトーク力で番組を牽引する『荻さん』がメインパーソナリティーのインターネットラジオステーション『音泉』でNO.1の人気を誇る番組っす↓


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2017年08月26日
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指揮官であるアルマロスの号令を合図にその場に控えていた天上人の兵士達は一斉にルカノス率いるオファニム城の精鋭たちの方へと向けて襲い掛かってきた。
 「皆、無理はするなよ?出来るだけ1対1の戦いは避けるんだ」
 「はい!」
 ルカノスは辺りを見回し近くにいる兵士達に対して語りかけた。
 「相手の技量が分からない以上、2・3人で1人の敵兵士を各個撃破するんだ。絶対に無理はするな、いいな」
 ルカノスの指示に従い、その場にいた兵士達は皆、数人ずつで固まり自らの前にやってきた敵兵士の殲滅をし始めた。
 門の前、最終防衛線として控えていたルカノスの元へじきに数人の天上人の兵士達が包囲網を潜り抜けてやってきた。
 「ここから先は、ライトの名にかけて絶対に通さんぞ!」
 手に持ったロングソードをグッと強く握り直し、一直線に自分の元へとやってきている天上人の兵士に対して、そのロングソードを一振りした。
 その一振りはまさに必殺。
 ルカノスの一振りは包囲網を潜り抜けた数人の天上人の兵士達を一気に切り伏せたのだった。
 ルカノスの勇姿にその場にいた者皆が敵味方関係なくどよめき声を挙げた。
 「お、おぉ!?さすがルカノス様!!一撃で我らが3人がかりでやっと相手出来る敵兵を4人も・・・」
 「あ、あの太っちょの兵士・・・タダモンじゃないぞ!」
 「ふむ・・・まだまだ勘は鈍ってないようだな」
 ルカノスの勇姿にキャメロット兵たちの戦意は更に高揚し、気合十分に迫ってくる天上人の兵士達の迎撃を行なっていった。
 その逆に、天上人の兵士達はルカノスの強さに少したじろいでいた。
 「よし、攻めるならいまだ!一気に行くぞ」
 ルカノスは最後方から一気に戦線を上げ、敵陣の方へと駆け込んでいった。
 まずは目の前にいる天上人の兵士へ挨拶代わりの一撃。
 そのぽっこりとしたお腹、というか少しだらしない体型からは想像もつかない程に俊敏な動きを見せ敵を翻弄するルカノス。
 ルカノスの行動、キャメロット兵達の勢いに気後れしている隙に一気に相手との距離を縮め、その相手が反応を示す前に手に持ったロングソードで剣を弾き、利き手ないしは足へと重点的に攻撃をしかけ、相手の命を奪う事はせずに、戦闘が出来ない状態にするように戦っていた。
 「あの兵士・・・只者ではないようですね」
 ルカノスの動きを見てもっとすんなり進めると思っていたアルマロスは少しだけ苛立ちの様子を見せていた。
 「今の状態を見る限り、こっちの方が優勢みたいだけど、まだ戦うつもりなのかい?」
 戦闘が開始された直後こそは、ほぼ互角~天上人兵が有利のようにも見えていたが、次第に力の差というのがはっきりと現れてきたようで、キャメロット城の兵士達が勢いづき天上人の兵士達相手に一歩も引くことなく有利に戦いを進めているようにも見える。
 はずなのだが・・・・・・
 それでも、アルマロスは不敵な笑みを浮かべルカノスへと視線を向けてきた。
 「ふふふ、優勢?本当にそう思っているのですか?貴方は」
 !?
 「な、なんだ・・・この、妙に気味の悪い威圧感は・・・」
 戦闘が始まってから全く戦いに参加していない指揮官でアルマロスと、その横で静かにただただ佇んでいる鉄仮面の男・・・
 その2人から得体の知れない威圧感がひしひしと感じられる。
 この2人・・・間違いなく相当なてだれだ。
 「もう少しスムーズにことが進むと思っていましたけど・・・これは以外です。まぁでも、それでも貴方達では彼には一太刀すら浴びせられずにやられていくと思いますがね」
 今まで傍観を決め込んでいたアルマロスの横にいた鉄仮面の男が一歩前に出た。
 彼が動くと天上人の兵士はもちろん、キャメロット城の兵士、ルカノスとその場にいた全ての人が戦闘の手を止めて、その男の方へと視線を投げかけた。

 第51話 ライト家の力見せてやる その1.終わり
                  その2.へ続く





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最終更新日  2017年08月26日 01時03分11秒
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