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カテゴリ:ドラゴンクエスト4 導かれし者達
一直線にカメレオンマンの元へと飛び出していったんだけど、凄い余裕そうだね。
ニヤニヤとしながらあたしを見据えてきてるのが正直気に入らない。 「女だからって舐めないで!」 そのまままっすぐストレートをお見舞いしようとしたんだけど。 完全に油断してたわ・・・横からあばれ狛犬の前足がぬっと出てきた。 「っ!?」 かなり大きい体躯だからパワーはありそうだと思ってたけど想像以上ね・・・ 一発がかなり重いわ。それにスピードもそれなりにあったし。 先にこっちの眷属を処理しないとまずそうね…… 「どうした、ワシはここにいるぞ」 ニヤニヤとむかつくやつね…… 「ムカつくわね、わかってるわよ!」 あたしがカメレオンマンの方へと移動しようとするとそれに合わせてあばれ狛犬も動きを見せた。 ふむ・・・あのあばれ狛犬は完全にアイツを護るように動くみたいね。 ちらっとブライとクリフトの方へと視線を向けると2人はあたしの考えを読み取ったのか、軽く頷いた。 あたしがカメレオンマンへと一直線に向かっていくと、彼は嫌な笑みを浮かべた。 ふん、そうやって笑っていられるのも今のうちよ。 さっきと同じようにあたしがカメレオンマンへと攻撃をしかけようとしたあたしの横からあばれ狛犬の前足が伸びてきた。 「ヒャド!」 あたしに攻撃をしかけようとしたあばれ狛犬の頭部をブライの放った氷の矢が貫いていった。 「隙だらけよ!もらったわ」 驚いてるカメレオンマンの顔面に全力の拳をぶつけた。 「くぅ・・・たかが人間と舐めておったわい」 うそ・・・あたしの全力のパンチを喰らったのに立ってる。 「っつぅ・・・いったいわね」 一発で倒れなかったことに驚いて一瞬隙が出来ちゃったみたいね。 その隙をついたカメレオンマンの攻撃。 杖を思いっきり振り上げた一撃があたしの頭部を捉えていた。 「スカラ!!」 クリフトのスカラがあたしにかけられ、体中から力が湧いてくるような気がする。 「姫様!守備力を高める補助をかけました。これで真正面から殴りあっても大丈夫だと思います」 「ありがと、クリフト」 「ヒャド!犬っころめ、そなたの相手はこのワシがしてやるぞ」 「グルルルル」 「クリフト、援護頼むぞ」 「わかりました、ブライ殿」 「姫様、眷属の相手はワシとクリフトが行いますので、姫様は敵の大将を倒してくだされ」 「ありがと、助かるわ」 「姫様、頑張ってください!ホイミ!」 クリフトのホイミでさっき殴られた傷が癒されていった。 「さぁ、タイマンなら負けないわよ!」 「面白い、このワシを前にしてその自信、どこまで続くか見ものだ」 そういうと、カメレオンマンはホイミを唱えて回復してきたんだけど? ちょ!?回復できるとか聞いてない。ずるくない? ま、まぁいいわ。相手が回復するならそれを上回るダメージを与えればいいいだけだものね。 それに、それが難しいなら回復する暇を与えなければいいだけだし・・・ よし、いける! 「覚悟しなさい、カメレオンマン!!」 改めて身構えなおし、再度戦闘態勢に入るとカメレオンマンも同じように身構えたのだった。 第11話 怪物退治! その2.終わり その3.へ続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月18日 06時48分34秒
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