全日空、営業赤字600億円
JALの経営破綻が目立って報道されていますが、ANAも高コスト体質の会社なんです。全日空、営業赤字600億円 従来予想から400億円拡大上期の深刻な旅客減と旅客単価の低迷が響き、今期の売上高は前期比1割強減の1兆2000億円強にとどまる公算が大きい。昨年4月と7月の2回に分けて表明した、合計1030億円のコスト圧縮は達成しそうだが、収入減に追いつかない。 -------NIKKEI NET (日経ネット)より-------昨年より売り上げで10%(1725億円)ダウン。損益で686億円収益悪化。業績予想修正に関するお知らせ(ANA-WEBサイトのPDFより)昨年度売り上げ1,392,581百万円-今年度売り上げ1,220,000百万円=172,581百万円ダウン。昨年度損益7,589百万円黒字-今年度61,000百万円赤字=68,589百万円ダウン。で、1700億円の売り上げダウンで固定費削減?で1000億円ほど収支改善したので差し引き700億円のマイナス?それって凄く分かりやすい説明なんですけど・・・って、会社経営って・・・企業の収支って・・・そんな簡単なの?つまり、ANAは1兆4000億円の売り上げがあればトントンで2兆円なら6000億円の黒字になるし、1兆円の売り上げなら4000億円の赤字になるってこと?う~ん・・・こんなんで株主は「はいそうですか」って思うのでしょうか?違いますね。海千山千の株主たちは「はいはいそうですか」と思っているでしょうね。ということでJALが危ないからANAに移ったとしてもANAだってヤバイです。で、JALと違ってANAは救済されないかもしれません。でも、JALよりはまだ企業体質はまともですので自力再生できるでしょう。でも、そうなったときに真っ先に手をつけるのがマイレージサービスだと思います。JALは結局のところ以前とそれほど変わっていませんが、ANAならもっと酷いことをやりそうです。つまり、現状でさえJALよりも特典航空券取得に必要なマイルが多いのに、これからはさらに多くのマイルを消費させるような改悪が起こりえます。マイルが貯まりにくく、使いにくく、しかも大量消費せざるを得ないANAマイルですから・・・やはり、しばらくはJAL優先で飛行機に乗ろうと思います。