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カテゴリ:エンタメえんた
というわけで昨日のブログエントリの回答編。
実は最新テクノロジーを使ってモニタ経由で脳波を読み取ってます。 うそです。(いわんでもわかるがな) まず、多くの人がこれをやったと思います。 最初に思い浮かべた数字の 10の位の値の数字をX、1の位の数字をYとおく。(やあ、受験みたい。) 最初に思い浮かべた2桁の数字は(10X+Y)と表せる、と。 で、10の位の数字と1の位の数字の足し算の結果は(X+Y)。 元の2桁の数字から足し算の結果を引く・・・というのは (10X+Y)-(X+Y)・・・ということになるから、 必ず、最後に出てくる数字は(9X)ということに。 つまり、最初に13を思い浮かべようと、19を思い浮かべても、 10の位が一緒だったら最後に出てくるは同じ。(この場合は9。) ここまでが最初のステップ。 次に、最後の数字が9Xで表せるとはいえ、 どうしてXの値がわかるの? 毎回、試してみるたびに表示される記号は違ってるよ?というポイント。 そう、毎回違ってるのです、記号が。 ・・・いや、もっと正確に言うと、記号表が。 毎回、訪れるたびに記号と数字の対応が変わっています。 さらに、一見ランダムに変化しているかのようにみえる記号表、 記号そのものはかわるものの 9から81までの9の倍数の数字には共通のマークが対応しているというルールだけは ずっと変わってないのです。 かちかち再読み込みしてみると、僕が何を言ってるかわかると思います(説明不足逃げ)。 というわけです。 仕組みがわかるとものすごい簡単。 しかし僕が感動したのはそのサイコロジカルな側面。 3ポイントほど被験者の勝手な「思い込み」が利用されてるよね、この水晶。 まず 1.計算結果が自分のコントロール下にあるかのような思い込み 計算式でわかるとおり、 計算の結果によって相手のコントロール下にはいることになるんだけど 最初の数字が自分で考えたもののため その数字で計算しているうちは自分がコントロールしていると思ってしまいがち。 2.記号表はランダムだという思い込みを利用 ぱっと見ばらばらの記号表をみると、 ランダムに並んでるんだな、と勝手に思い込んでしまう、というのは心理的にあるよね。 加えて、20で折り返しているところと 使わない9の倍数、90と99も準備されてるところも 法則性を見つけ出しづらくしている点で、微妙にうまいなあ、と。 3.記号表は固定されている、という思い込み これも勝手な思い込み。 こういう表が出てくるとなぜか「これは固定のものだ」という心理が働いてしまうよね。 まさか、出てくるたびに毎回変わってるとはなかなか気づかないよなー。 こういう人間の勝手な「思い込み」って、 説得術や交渉術、あと、悪徳商法なんかで利用されていたりするそーです。 心理学的には、警察の制服を着て家にやってきた人は警官にちがいない、という思い込みと同じ。 刷り込まれた「あたりまえ」って 意外と気づかないところで僕らの考えを支配してるのです。わはは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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