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テーマ:最近観た映画。(39251)
カテゴリ:エンタメえんた
今日でレイトショーが終わってしまう!ということで(日中はまだやってるけど)、
2夜連続になるけど行ってきましたよ、ユナイテッドシネマ豊洲。 気になってた 「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか」(原題:ENRON: THE SMARTEST GUYS IN THE ROOM)。 ビデオになってからじゃ、ちょっと観なさそうだしね。 「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか」公式サイト -http://www.enron-movie.com/ Yahoo!映画「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか」 -http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id325999/ ![]() 昨日とはうってかわって、スーツ男性客の多いこと、多いこと! データ、ユニシス、IHIに勤めてる人たちだ、などと勝手な想像。 映画のほうはというと、 エンロン事件の詳細についてわかりやすく迫った力作。 ・・・なんだけど、エンターテイメントとしては派手さにかけるねえ。 ってのは、マイケル・ムーアに毒されすぎ(笑)? エンロンに比べるとずっと小粒ながらも ライブドアの一連の疑惑(事件)も ・会計上の処理や粉飾でその価値に合わないお金を集め ・そのお金を上層部でむちゃくちゃに使い ・さらに、不正を重ねる中で、徐々にそれが「不正」であることに麻痺していった という点で、 さらに ・倫理という判断軸を失い、「金を持つこと」だけが唯一の価値だと考えた点 そういう意味では、両方とも問題の構造は同じなんだよね。 ただ、エンロンの場合、 エリート中のエリートのような「アタマイイ」ひとびとが 徐々に倫理に対する判断力を失っていった、ってのが芯から怖いところ。 「政府の規制を取り除き、市場原理に委ねれば サービスはよくなるんだ、消費者にとってもいいことなんだ!」 という、自由主義経済の考え方、ある側面では正しいのかもしれないけど、 かといって手放しに「ヨシ」とできるモンダイでもないからねー。 そのリスクや構造的にはらんでいる問題についてももっと考えなきゃ、というのは 前から思っているところ。 ずっと前に紹介した 「The Corporation」とともに、 2006.08.12 映画「The Corporation」はおすすめなのでみるべし -http://plaza.rakuten.co.jp/johndoe/diary/200608120000/ 企業ってのはどう存在するべきか、考えてみるにはいい材料の映画ですな。 個人的にはさ、 会社(組織)であろうと、個人であろうと、 「お金を集めること」だけがその目的となり、 世の中に対して何かの新しい価値を提供しなくなった時点で、 社会に対する存在意義を失うんじゃないかなー、などと思ってみたりして。 おぉ、意外と倫理的な。えしかるじょんどー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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