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テーマ:英語のお勉強日記(8032)
カテゴリ:ひまなのか?ぼく?
エイプリルフールでしたな。
今年も円谷プロがTwitterネタで円谷ったーやったり、 Yahoo! Japanが3D版のTOPページを作ってみたり、 YouTubeがText変換な動画を生成してみたりしていたけれども・・・ (そういえばmixiのサンシャイン牧場が「炎上」して炎上したりもしてたね) やっぱり見逃せないのが、イギリスメディアのエイプリルフールネタ! スパゲティが今年は大豊作だよ!とか(これは有名) ビッグベンがデジタル化されるから古い時計が売りに出されるよ!とか 渡り鳥ペンギンが飛び立つシーンが撮影されたよ!とか。 大真面目にボケっぱなす、ブリティッシュ・ジョーク。 あのドライ感。見習いたいものがあります。 というわけで、今年の秀逸ネタ、ダイジェストでお届け! って、「今年のまとめ」は「Metro」で既にされてるんだけどね! April Fools' Day 2010: How the UK's media tried to make fools of us all - http://www.metro.co.uk/news/820095-april-fools-day-2010-how-the-uks-media-tried-to-make-fools-of-us-all 高級紙を4紙と数える場合にはいちおうその1角とされる「デイリー・テレグラフ」紙。 個人的には中途半端すぎてもっとも読むべきものがない新聞だと思うけど。 て、そのテレグラフはインターネット接続環境をテーマに: Ferrets key to bridging the digital divide between cities and rural areas - http://www.telegraph.co.uk/news/newstopics/howaboutthat/7541455/Ferrets-key-to-bridging-the-digital-divide-between-cities-and-rural-areas.html 特別に訓練されたフェレットが辺境部でのネットをつなぐよ!というネタ。 これは日本でもちょっと紹介されてたかな。 写真がかわいい・・・けど、そんなにウィットが効いてる感じはしない。 というか動物や子どもに逃げるのはひきょうだ。(?) というわけで硬派に科学ネタできた、中道左派系な高級紙「インディペンデント」紙。 Hadron Collider II planned for Circle Line - http://www.independent.co.uk/news/science/hadron-collider-ii-planned-for-circle-line-1932744.html 衝突加速器をロンドン地下鉄のサークル・ラインに誘致・・・という話。 日本で言うと「山手線(もしくは地下鉄大江戸線)に・・・」みたいなかんじか。 これ自身は・・・うーん、それで?・・・てな感じなんだけど However, health and safety advisers to London Underground are understood to be concerned about the proposal, and have raised the prospect of a mini black hole being created at Westminster when the two proton beams collide to recreate the conditions of the Big Bang. ・・・プロトンビームが衝突しウェストミンスターでブラックホールが発生する可能性を危惧・・・ とか、このあたりのほっとけばどこまでも盛り上がるボケ具合は見事。あはは。 大衆紙「ミラー」は エリザベス女王がEasyJet(格安航空会社)で旅行!という特ダネ写真を掲載。 さすが、女王ネタとはわかりやすくきたね。 その情報元となったとされる(設定)の映像がこちら。 Is this The Queen flying with easyJet ? - http://www.youtube.com/watch?v=ukI7fVBA0Ks 手ぶれとかさせて隠し撮り感をつくってるけど、 クイーンがそそくさと歩きすぎとか細かい作りこみが甘い(笑)。 最後に。僕が今年一番好きだったのがこれ。 リベラル系高級紙「ガーディアン」紙。 どうでもいいけどソーシャルワーカーとか学校の教職員がよく読んでるイメージのある新聞。 Labour's election strategy: bring on no-nonsense hard man Gordon Brown - http://www.guardian.co.uk/politics/2010/apr/01/labour-gordon-brown-hard-man ゴードン・ブラウン首相の新ブランディング戦略ネタ。 ただ、トニー・ブレアに比べてゴードン・ブラウンって日本じゃあまりなじみないもんなー。 書いても面白くないかもなー、と思ったけど、 個人的には大爆笑だったのでがんばって紹介してみる。 そのブラウン首相。 「強面で面白みのないやつ」というイメージがずーっとつきまとっていて、 政治家としての弱みとされている・・・ってのが前提ね。 なので、このたび、それを逆手にとり、 「これからはマッチョでいじめっこイメージで行くぜ!」ということにした、というネタなのです。 (最近、「本当に職場のいじめっ子なんじゃないか」疑惑もあったし!) これが若干説得力があっちゃったりするのが、記事中にもあるとおり、 Strategists are even understood to be considering engineering a high-profile incident of violence on the campaign trail, and are in urgent consultations on the matter with John Prescott, whose public image improved in 2001 after he punched an egg-throwing protester. ジョン・プレスコットという政治家がいるんだけど、遊説中、 支持者と握手だかなんだかをしている際、突然、生卵を投げつけられた事件があったんだ。 で、そのプレスコット、とっさに何をしたというと 卵を投げつけた男をひっつかまえてあごに一発パンチを食らわせ・・・ 結果、人気が出た!という、エピソードがあるのです。 これがテレビで撮られていたもんだから、 何度も何度もおもしろクリップとしてよく流されていて ま、(ぼくでも知ってるくらい)有名な話なのですよ。 で、ブラウンもその路線で行くぜ!というはなし。 その詳細として、 保守党のデービット・キャメロン (これが嫌味なぐらいにおぼっちゃまTory顔なのでぐぐってみて)との テレビ・ディベートに際しての戦術とか One tactic being discussed involves provoking a physical confrontation at one of the three ground-breaking TV debates between the candidates. In this scenario, Brown, instead of responding to a point made by Cameron, would walk over from his microphone with an exaggerated silent display of self-control, bring his face to within an inch of the Tory leader's, and in a subdued voice, ask "what did you just say?", before delivering a single well-aimed blow to his opponent's face, followed by a headlock if required ・・・「おい、なんつった?」と脅し、顔に一撃。必要であればヘッドロックも。・・・ また、「プーチン効果」(笑)を狙ったポスター展開なども検討されているとのこと。 They also hope they can exploit the so-called "Putin effect", and are said to be exploring opportunities for Brown to be photographed killing a wild animal, though advisers have recommended that weather, and other considerations, mean Brown should not remove his shirt. ・・・あの、プーチンさんの裸で馬に乗ってた写真のイメージね。ただしブラウンさんの場合、天候とその他もろもろの懸念より、シャツを脱ぐのは控えるようアドバイスされる・・・ バランスをとって保守党側の反応についても述べて記事は終わります。 For their part, Conservative strategists are said to be troubled by internal research suggesting that several members of the shadow cabinet; including Cameron and George Osborne ; would in fact not "come here and say that" if challenged by Brown, instead turning pale and running away, or arranging for an older brother to wait outside the Houses of Parliament to attack him when he is least expecting it. (「arranging for an older brother to wait outside the Houses of Parliament to attack him when he is least expecting it」っていかにもお坊ちゃまな感じが。) 訳そうかとおもったけど、 「新聞的な英語」で書いてあるから面白い、ってところもあり・・・断念。 こういう皮肉っぽいネタを書かせるとやっぱりイギリスってすごいよね。さいこー。 そういうイギリスが好きで、いまだにイギリスのエンタメを観てたりするんだな、ぼく。 てな感じで今年のエイプリルフール企画。 ただ、一言でまとめると、今年は「みんなで楽しめる」ネタが少なかったよね。 去年の 「ガーディアンは紙の発行をとりやめ、今後ツイッター上のみの提供になります」 Twitter switch for Guardian, after 188 years of ink (Guardian) - http://www.guardian.co.uk/media/2009/apr/01/guardian-twitter-media-technology とか、また期待したいね(笑)。 (Sceptics have expressed concerns that 140 characters may be insufficient to capture the full breadth of meaningful human activity, but social media experts say the spread of Twitter encourages brevity, and that it ought to be possible to convey the gist of any message in a tweet. ・・・とかかましまくりです。) 来年もたのしみ! ご参考リンク: 2009.04.02 ガーディアン紙のニュースがTwitterで読めるようになるんだって! - http://plaza.rakuten.co.jp/johndoe/diary/200904020000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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