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カテゴリ:今日の言葉
HOME > 今日のことば 10/9 Fri 後生畏るべし 「いまの若い者は夢がない」と決めつける人がいますが、人は現実が困難なときほど、夢を見たいものなのです。人が行動を起こすのは、自分の欲求を満たしたいからで、とりわけ青年時代は欲求のかたまりのようなものです。夢を持たない青年などいるはずがありません。青年が胸に秘めている夢を知ることが、まず第一です。青年に夢を語らせると危っかしいところがあって、「現実離れしている」と、つい口をはさみたくなるのですが、青年の言葉をさえぎって大人の考えを押しつけようとすると、青年は自分を表に出さず、動かなくなってしまいます。 『論語』に「後生畏るべし。いづくんぞ来者の今に如かざるを知らんや」とあります。若い者は頼りないなどとあなどってはならない。自分より後の世代の者にひそむ芽に注目しなくてはならない、という戒めです。 青年から学ぼう、教えてもらおうという姿勢で耳を傾けて、まず行動を起こさせる。未熟なところや失敗があって当然です。しかし、十の小言より一つのほめ言葉で、「これはいい」というところを認め、ほめてあげると、青年は責任を持って自分で道を選んで進むのです。 庭野日敬著『開祖随感』より
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Last updated
2015.10.09 08:00:56
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