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テーマ:真空管アンプを作ろう!(894)
カテゴリ:オーディオ
A特性が単純なハイパスフィルタとローパスフィルタで構成できそうだったので、さっそく検討してみました。
結果的に、三つのハイパスフィルタと二つのローパスフィルタで構成できました。 一番左が周波数で、二番目がA特性のレスポンスです。 A特性のレスポンスに-2dBのオフセットを付けます。これはハイパス/ローパスフィルタの通過帯域でのロスが0dBですので、全体を0dB以下に抑えるためです。(A特性のピークは2.5KHzで1.3dBなのです) まずハイパス1から調整します。(このときハイパス2,3とローパス1,2は全帯域通過と考えます) 合成(和)の値が、A特性のカーブの上あたりになるようにカットオフ周波数を仮決めします。続いてハイパス2の調整を行います。最後にハイパス3も調整し、1から3までを繰り返し微調整します。 同様にローパスも調整します。 ハイパスフィルタのカットオフ周波数は、750Hz、95Hz、40Hzで、ローパスフィルタは10KHz、15.5KHzでした。 その時の各周波数の平均誤差は、0.14dBです。 ここまでうまくいくとは思っていませんでした。^o^ ひょっとしたらJISに時定数の指定があるのではないかと思って調べてみました(RIAA特性だとイコライザの時定数が公開されているようです)が、 あまりにあっさりとうまくいったので、逆に正しかったのかしらんと思っていましたが、これで良かったようです。ひと安心。^^ JIS C1509が該当する規格です。(C1509で検索) これらのフィルタのあとに、最初のオフセット分を持ち上げるための+2dBのアンプが入れば完成です。 【追記】ハイパスとローパスの記述が入れ替わっていた(カン違い)していたので訂正しました。また、JISにはカットオフ周波数の記載があるようです。20Hz以下について記載を追加しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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