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『敗者復活戦ブログ』《凡人の独立編》 第4話
若き日の訪問販売の経験は、武骨者の私が今日まで営業を生業としてきた原点となりました。 奇人変人?が集う常識を超えた世界は、初めからプライドがズタズタになりましたが、それはただの序の口にすぎなかったのです・・・。 第4話スタート! ●所長Iさんの究極の営業戦略は、新人潰しのセッチン詰め! 最初は、所長のIさんとばかり組んでいました。 後で分かったのですが、Iさんは皆から嫌われていたんですね(笑)。 東京に住んでいたIさんは、横浜の営業所まで派手なスーツを着て颯爽と外車で通勤していました。 この人からは営業は戦いだ、ということを学ぶ?ことになります。 稼いだ時など、財布を机の上に叩きつけて「どうだ!」と言うのが、彼の楽しみでもありました(笑)。 元来金に無頓着で執着心がない方でしたので、それを見る度に不快な気分になっていましたが、この考え方は、決して美徳とまでは言えません。 寧ろセールスをやる上では、マイナスになることの方が多いと思います。 財布を見せびらかすことは別にしても、目的を明確にするは勝利への近道です。 ・・・ここでお金のために生きるべきではない、という当たり前の話は横に置いて読んでください(笑)。 そんなIさんですから、注文が中々取れない時など機嫌が悪くなり、断わられたら家の玄関先に唾を飛ばしたり怒鳴ったり、一緒に回っていると大変な時がありましたね(笑)。 そんな唖然とするしかない状況の中でも、初めて売れた時は本当に嬉しかったのを覚えています。 「バンザーイ!」心で叫んでいました。 これで、飯が食える!、そういう心境でしたね。 その家の奥さんが言ってくれました。 「まじめそうで、セールスマンじゃないみたいだったから、買う事にしたのよ」・・感激。 しかし、これは致命的な欠点だったかもしれません。 どんなにやっても、セールスマンらしいセールスマンに最後までなれませんでした(笑)。 そして、ある日奇跡的にIさんより先に注文を取り、喜んで脚立を持って行って商品を取り付けていたところに、Iさんが戻ってきました。 さあ、Iさんの本領発揮です。 何をするかと思って見ていたら、商品を4台抱えて私が取り付けていた家の周りを取り囲むように、周囲の家の玄関先に置き始めました。 次に、4軒の家を片っ端から回り、私が取り付けているのを見せて、取り付けは半分義務のような言い方をして注文を取っているではないですか。 私は当時19か20歳の新人です。 売れておりませんでした。 当然お金もありませんでした。 所長であるIさんは、私のために無理にでも『注文を取ってくれているんだなあ~』と有り難かったですね。 目がウルウル?しそうなくらい嬉しかったですね。 ところがどっこいです。 Iさんは、自分のためにそこまで汚い?ことをやっていたんですね・・・絶句(笑)。 人が好いと言われればそれまでですが、まさかこんなことがあるとは。 田舎から出て来て半年あまり、人を疑うことなど知りませんでしたね。 完全歩合制の怖さを思い知らされました。 後に、この所長とは乱闘騒ぎに発展するのですが、ここまで行動が明快だと付き合い方も決まってきますので、その後は明るい仁義なき戦い、だったかもしれません(笑)。 皆がIさんと組みたがらない訳が分かったのはいいのですが、別名『新人潰しのI』と呼ばれていたのは後から知りました(笑)。 こんな人が、所長でいいのかな?・・・否、それでよかったのかもしれません。 『敵を騙すには先ず味方から』ですからね(笑)。 それではまた。 *初めから読みたい方は⇒こちらへジャ~ンプ! 仁義なき戦いでも、皆底抜けに明るかったのは、全く管理されない自己責任の世界だったから???・・・クリックよろしく!。 会社のサイトです。 こんな仕事をやっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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>こんな人が、所長でいいのかな?・・・否、それでよかったのかもしれません。
『敵を騙すには先ず味方から』ですからね(笑)。 あはは。太っ腹ですねえ~。 昔から太い腹だったんですか?・・・冗談です。スミマセン。 (2006/09/02 06:23:02 AM)
タカ555さん
>>こんな人が、所長でいいのかな?・・・否、それでよかったのかもしれません。 >『敵を騙すには先ず味方から』ですからね(笑)。 > >あはは。太っ腹ですねえ~。 >昔から太い腹だったんですか?・・・冗談です。スミマセン。 ----- この頃は今では考えられないような引き締まった身体をしていました。 信じてもらえないだろうな~(笑)。 いつか写真をアップしますか?。 (2006/09/02 08:18:52 PM) |
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