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2007/06/20
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カテゴリ:敗者復活戦!
『敗者復活戦』《凡人の独立編》 第12話
(メルマガ敗者復活戦保存版)

いつの間にか、休んだままになっていた『敗者復活戦ブログ』でしたが、再開することにしました。

波瀾万丈や壮絶とは言い難い内容ですので、ちょっと自己満足過ぎるかな、とも思ったのですが、このままだと欲求不満のまま終わってしまいそうで、どうせならとことん自己満足を追求して、また書いてみようと思った次第です。

それに、自分探しをしている若者や今から起業しようとする人にとって、為にはならなくても参考にはなるかもしれません。

とにかく楽しみながら書き続けることにしましたので、今後ともよろしくお願いします。


『敗者復活戦』の物語を初めから読みたい方は⇒こちらへジャ~ンプ!


さて、始まり始まり。

奇人変人?が集う訪問販売の世界を卒業し華麗なる転身を遂げるはずが、今度は店頭販売の世界へ。

溺れる者は藁をも掴むと言います。

その掴んだ物は一体なんだったのか?。


第12話スタート!

●短気は損気・・・今日も反省の色なし!

前回は、店頭販売の実際の売り方についての話でした。

それでは、商品を売っていただいたお金は、どうするのでしょう。

現金、クレジット、二つの方法です。

低周波治療器が35,000円、アルカリイオン水製造器が、40,000円?だったでしょうか。

現金の場合は、そのままスーパーに入金するわけです。

それから2割をスーパーに取られて、後で8割が会社に入金されることになっていました。 

前回書きましたが、商品の性質上初日から売れることはありません。

最初の1週間位は売れませんので、スーパーの売り場担当者や店長、副店長などから当然白い目で見られます(笑)。

 
ある大手スーパーで販売している時でした。

私は、お客さんが警戒しないように背中を向けて本を読んでいました。

本といっても専門書ではなく、私の好きな時代小説です(笑)。

やってはいけないと思いつつ、お客さんが寄って来るまでの間だけと思い、読んでいました。

読んでいた、というより没頭していました。


すると、ようやく背後にお客さんの気配がしたのです。

私は、本を置きいつもの調子で「何か、お困りですか?」と言おうとして、後ろを振り向きました。

すると、な、な、なんと、副店長が仁王様のような顔をして私を睨んでいるではありませんか。

内心「しまった」と思ったのですが、平静を装い「なにか?」と言ってしまったんですね(笑)。


「君は何をしているんだ、本なんか読んでやる気があるのか」・・・副店長

「すみません。呼び込んで売れる商品じゃないんで、チョッと・・」・・・私

「何がチョッとだ。好い加減なことを言うな、本部に言って出入り禁止にするぞ。いいのか、分かってるんだろうな」・・・副店長

私は『出入り禁止にするぞ』という文句に、カチンッときてしまいました。

元来直情径行的な性格で、短気で生意気な男でした。

この時20代前半、22歳位だったか。

バカと言おうか、何と言えばいいのでしょうか。


40代と思われる副店長に向かって・・。

「出入り禁止、本部に言う、なんやそれは。言いたかったら勝手に言えばよかでしょう。俺の知ったこっちゃなか」

こういう時は、福岡弁が出てしまいます(笑)。

当然、副店長は怒りで顔は紅潮して「よし、わかった。君は、このまま会社に戻れるのか」と言い残して、その場を去って行きました。

 
私は、しまった、またやってしもうた、という気持ちで閉店まで落ち着きませんでしたね。

夕方、会社に電話して社長とマネージャーのKさんに事情を話し、本部から電話があったら謝っといてくれと勝手な事ばかり言っていたのを覚えています。

さすがに、会社に迷惑が掛かったらどうしようと思い、落ち込みましたね。

しかし、不思議と社長とKさんは「またか?」と笑ってひどくは怒りませんでした。

日頃から同じようなトラブルを起こしていましたし、会社の同僚と飲みに行って隣の客とケンカしたりと、正にトラブルメーカーだったと思います。

おまけに、社長やKさんにも食って掛かったりしていましたので、わたしの性格をよく理解してくれていました。

小さな会社であればこそですが、私のようなはみ出し者を、手のひらの上でころがすように使って頂いた、と今思えば感謝という言葉しかありませんね。


そして、その副店長も本部には言わず、自分の胸の中だけに留めてくれていました。

これも、私の人徳が成せるところでしょう(笑)。

当時は、私のようなものを活かしてくれる大らかさがまだあったと思いますね。

皆さんに感謝です。

その店での販売も後半になると、一日10万とか20万とか売れる日がありましたので、その時は、本当に副店長も喜んでくれました。

私も、その喜んでくれる顔を見て、やっと餌を与えられたブルドッグのような顔で笑っていました(笑)。


その後、この会社に合併話が舞い込み、破綻へと向かっていく事になります。



・・・続きをお楽しみに!。



それではまた。






あの時代に比べたら身体は随分ま~~るくなったけど、性格も丸くなったかな???・・・クリックよろしく!。
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最終更新日  2007/06/20 08:30:24 PM
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