カテゴリ:印象に残っている人たち!
土曜日の夜、自宅に帰ると一枚の葉書が届いていた。
「引越しました」と面白いイラストに→でこんなことが書いてあった。 「この中に女性用の服が入っていると思うか?答えは年賀状で」 思わず吹き出してしまった。 葉書を送ってくれた人は、私が横浜にいた頃、一緒に仕事をしていた先輩のMさん。 訪問販売の会社で、奇人変人の枠でさえ納まりきれないようなアウトロー?が出入りしていた。 しかし、私やMさんのような真っ当に(のつもり?)仕事している者でないと長続きはしなかった。 それでも、Mさんは変わっていた。 『巨人の星』のオズマ(黒人の大リーガー)のような風貌なのに、驚くなかれ○○ボーイ。 (オズマと言っても、分からないかな?) 当然、卒業後は一流企業に勤めたが、全く水が合わず3年ほどで退社。 小田実の『何でも見てやろう』に影響を受け、映画『アラビアのロレンス』に感動し、中近東を始め世界を旅したとか。 (沢木耕太郎の『深夜特急』は知ってても、小田実の『何でも見てやろう』は知らないかな?) 帰国後も、自由奔放に過ごしていたようで、そんな時に私はMさんと出会った。 変人?のMさんは、私を何故か?「変わった奴」と思っていたようで、不思議と馬が合いよく飲んだ(笑)。 私が横浜から福岡に帰って来た時、一度だけ九州まで遊びに来てくれた。 それからは年賀状を出す程度で、電話したのもいつだったか?。 その後は、二人とも仕事だけは地道に真っ当にやっていたが、Mさんは自由奔放、私は勝手気ままに過ごし、男やもめという体たらくだ(泣)。 そんなMさんからの葉書にこんなことが書いてあるなんて・・・。 「この中に女性用の服が入っていると思うか?答えは年賀状で」 これを笑わずにいつ笑う(笑)。 それにしても、相変わらず少年のようだ。 こんなユーモアが書けるなんて、Mさんは今でも少年の心のままではないか。 懐かしさと嬉しさが入り交じって、なんと表現したらいいのか?。 声を聞きたい衝動を抑え切れず、直ぐ携帯を手にして葉書に書いてある番号に掛けてみた。 「もしもし、Mさん。分かりますか?・・・」 「えっ、どなたですか?・・・」と、さすがに一声では分からなかったようだ。 「引越しの案内をいただきまして・・・」 「えっ~~~、もしかしてホリかよ~~~、懐かしいなあ・・・」 (言い難いのか、年上の人はタを省いて、ホリとかホリちゃんと呼ぶ人が多い) 若々しく全く変わっていない声に、驚いてしまった。 今どこにいるか?と尋ねたら、なんと北海道だとか。 仕事は地道に横浜でしていても、行動は相変わらず自由奔放、昔のままだ(笑)。 そして、いよいよ本題に。 「Mさん、葉書に変な?冗談書いてあったけど、あれは何ですか」 私が突っ込むと。 「ホリッ、失礼なこと言うなよ。目の前にいたら回し蹴りだぞ」 さらに私が突っ込む・・・。 「もしかして、老いらくの恋じゃないですか?」 これには、Mさんも大笑いして。 「ホリッ、相変わらず面白いこと言うな、おまえは・・・」 私の毒舌にも、昔と変わらず、軽く受け流してくれる。 私も、大笑いしてしまった。 結局、答えは年賀状で、とはぐらかされてしまったが(笑)。 この答え方も、昔と一緒でなかなかのユーモアだ。 Mさんと話していると、幾つになっても少年のような心を持っているというのは、素敵だなとつくづく思った。 今年は、横浜に行ってみたい。 いや、帰ってみたい、という心境かな。 1年の前半の締めくくりには、最高の便りだった。 それではまた。 ちょっと待て?、考えてみたらMさんは、俺が出した年賀状の返事なんかくれたことあったっけっ?。 答えは年賀状でって、答えは会うまで永遠の謎ってことかい??? クリックしていただけると励みになります!!! オガチは、落ちても落ちても飛ぶのを諦めない鳥! 夢を諦めるのは早すぎるぜ! 『オガチの会』無意味に熱いバカ男バカ親父+違いが分かる粋な女たちの会! 『敗者復活戦』の物語を初めから読みたい方は⇒こちらへジャ~ンプ! 会社のサイトです。 こんな仕事をやっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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