紅葉を見ると、秋だねぇ、って思う。
今朝、子供を幼稚園に連れて行く途中、山を見上げたら、紅葉がとってもキレイ。
ここのところこんなにキレイに晴れ上がった日ってなかったから、こんなにキレイに山を見ることもできなかったの。
日本に住んでいた頃は紅葉の時期、桜の時期、こういう景色を愛でに出かけていったものだけど、ここイタリアにはそういう習慣が特にない。
味気な～い。

日本の自然を愛でる習慣って、遥か昔に培われたもの。
人々は自然の移り変わりにとても敏感で、和歌に歌ったりした。
そういう習慣がいまだに残っているんだよね。
外国に暮らすようになっても、そういうことを懐かしむのは日本人の証。

この間書いた山火事なんだけど、結局その後、４度また火事があったの。いつも大体同じような場所で。
うわさによると、その山を国指定の自然公園にしようってことになっていて、それに反対する人が放火したって。
まあ、そう考えるのが一番簡単だしね。
でもさ、山に放火だなんてとんでもない!!!　
放火しているところを見つけたら木に縛り付けて置き去りにしてやりたい!!!!　

今朝、山を見上げたら、焼けた部分だけ紅葉どころか、黒かったがはっきりと見えた。
痛々しいな。
一度山が、木が燃えると、回復するのに物凄く時間がかかるんだよね・・・。
放火魔め!!!!

キレイな山を見上げながら、複雑な気分だった。