|
テーマ:☆ お茶好き ☆(793)
カテゴリ:青茶
台湾、阿里山。
その高みは、よいお茶を育みます。 今日は、その阿里山高山茶の中から「阿里山珠露茶<阿里山珠露茶 2004冬茶50g>」。 これは阿里山高山茶と呼ばれるお茶のなかで、石卓という土地で作られたお茶の名前です。 茶葉の何よりの特徴は、ずっしりとした重さ。大きさ。 鮮やかな青みと共に、お茶の生い立ちを語る気がします。 おいしいお茶が飲めそうな見た目ですよね。 他のお茶の茶葉、例えば凍頂烏龍茶などと比べると、茎が目立つようですね。 お茶を淹れてみると、そのその茎が、どーーーんと現れてきます。 まるで、茎茶と葉のお茶の混合みたいですよね。 こんなに、迫力がある茶葉なのに、このお茶の味わいは、淡く、爽やかなんです。 まず、水色からも淡いのです。 これは、洗茶をせずに1分蒸らした1煎目のお茶です。 茶葉からは想像できない水色だと思います。 この淡さ、霧に包まれて育った飲み物という感じがしますね。 だから、飲み口もさらりと淡いのです。が、その淡さが余韻となるのです。 飲み込むと、花に例えられる香りがすっと鼻に抜け、そして、口中に長く香りがとどまるのです。 味も、同様。淡い味わいが、爽やかに長く残るのです。 ちょっと、淡く淹れた日本茶の後口のようなコクを感じます。 高い山という厳しい自然は、様々な風味を抽出して、エッセンスを凝縮して蓄えたようなお茶を作ったようなですね。 凝縮されたエッセンスがまとうのは、深い霧が持つ淡さ。そんな感じです。 このお茶は温かくてもおいしいですが、淹れた後冷め切るまでおいておいた冷たいお茶もいいですよ。 エッセンスだけを味わえるようなお茶に変身します。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[青茶] カテゴリの最新記事
|