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カテゴリ:実況の仕事
ミツオーです。20失点て、アンタ。
さて、禁酒期間中なのに、酒屋さんへ行ってみました。 岐阜のお酒を見てみようかと思ったのです(禁酒期間が明けたら飲むためだ)。 わたしのお酒の好みは、 ・辛口で ・フルーツ香が少なく ・重たすぎない ・でも水みたいなのはイヤ というもので、酒屋のお母さん(お店番なのか、お店のご主人なのか)に言うと、 「難しいこと言うなあ。でもそれだったら…」 と笑いつつ、 コレは手ごわい感じ コレは酸味があるやつ コレはアンタにはスッキリ過ぎやな コレは辛いちゅうほど辛くない コレは水みたい コレは… コレは… お店に並んだ無数のお酒を指さしつつ、いつまでも、どれだけでも、説明してくれるのでした。 はじめのうちは、フンフン、とありがたく聞いていたのですが、そのうち何だか面白くなってきて、あえて岐阜以外のお酒の名前を出して、アレが好きなんですよね~などと言ってみると、 「ああ、なるほど。そこは小さい蔵やからウチには置いてないけど、それが好きなら、この辺がオススメ」 などと、とにかく知らないとかわからないということが、全くない。 オマケに、そういえばナントカいうお酒が…と言いかけると皆まで言わせず、 「あのお酒は人気があるというより、数が少なくて置いてる店が決まってるから、そりゃ手に入らんよ。けどアレ、甘いよ」 ニコニコ笑いながら、ちょっとした蔵の事情から味から、説明してくれるのでした。 良さそうなお酒を購入しての帰り道、お母さんのスゴさを噛み締めました。 そりゃ、お仕事なんでしょう。 でもこのお母さん、スゴいですよ。 日本酒ってのがどれだけあるか知りませんが、それを、 全て知り(お母さんはきっと全て知っている) 全て語り(お母さんはきっと全て語れる) 客を知り(お母さんは客をすぐ見抜く) 客に勧め(お母さんは的確に勧める) ついでに面白い(お母さんは面白い) この仕事っぷり。 ちょいと。 これ、自分も見習わなきゃイカンのと違う? お母さんのように 全ての馬を知り 全てのレースを知り それらを語れる ようでなければ…イカンのかなあ。 お母さんが全てのお酒を飲んで語っているのかどうかわかりませんが、多くを飲んでいることは間違いない…と思わせる語りなわけですよ。 見習いたい。 でも無理かも。 飲んだらすぐ忘れちゃうんだもん。 お酒も馬も。 今度聞いてみよう。 お母さん、お酒、全部飲みましたの? わたし、飲んでもすぐどんな味だったか忘れるんですが。 どうしたら覚えてられますか? お酒も馬も。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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