愉海亭 みやじま その2
部屋に戻って、楽しみの宴会。海鮮市場の刺身はうまいし、スーパーのつまみ、そしてお酒。まあ一番は、この眺め。正月の日の入りは16時半。早すぎる。でも冬の山形で夕日なんか見えるわけないよね。仲居さんに訊いたらやっぱり月に1、2回あるかないかと。まっ、吹雪かないだけいい。17時、黄昏。うっすら赤くなってるような。と思ったら、館内放送で日の入りのワインサービスの案内。一階レストラン潮彩で。 玉こんにゃくぷにくに味しみて、赤ワインのみやすく、ツレは甘酒。ささいなことだけど楽しい。夕食は18:45にした。場所はレストラン、個室、部屋のどれかおまかせだったが、部屋食だった。外は真っ暗。 正月プランで内容明記されてなかったけど、一気に肉、魚など運ばれてきて、釜めしも来たので一安心。食前酒:大山の生酒はきつめ。旬の香りの前菜:蛸やわらか煮やわらかやさしい甘醤油、寒鱈みそかす漬ほくほくほどよく、子持ち昆布ぷちぷちお浸しひんやり、サーモン燻製しっかりイクラ新鮮。香の物:庄内の特選漬け物。ぜんご漬けていねい、温海赤カブしゃきこき。 庄内の五つの酒造呑みくらべ1620円は、竹の露 蔵古流 大吟醸は吟醸香よく辛めすっきり飲みやすい、大吟醸 古酒屋のひとりよがりはレアプレミア酒できつめふくよか、出羽の雪 大吟醸はコスパ抜群であっさりめしっかり、大山 純米大吟醸 吟麗貴一本は吟醸香と甘めフルーティーしっかり、くどき上手 大吟醸はプレミア酒でしっかりめフルーティー。普段手に入らないお酒ばかりでとても旨かった。熱燗648円しっかりめ。お造り:日本海の海鮮盛り合わせ。イカくにくに肝くにしょっぱい塩辛、イカくにくに新鮮、ひらめくにっと淡泊、海老あまみあり新鮮、カジキ昆布締めしっとり昆布合う。とてもうまい。寒鱈白子ポン酢はねっとり甘く濃厚新鮮、とてもおいしい。台物:山形牛すきやき鍋。見事な霜降り。 米沢牛のようなやわらかとろけ気味、あましょっぱタレ、生卵。とてもおいしかった。高級旅館じゃないし最初の配膳で火を付けるのは仕方ない。加茂港 協和丸より:紅ズワイ蟹盛り込みは、二人で半杯。新鮮あまみ少しでいいが、小ぶりで一人2本だしおつまみ程度。味噌は少し。足4本の足折れカニだし仕入れ800円ぐらいだろうに、大きな船に寂しいし一杯出せばいいのになあ。 お凌ぎ:庄内朝日産蕎麦がき 鯛 むき蕎麦あんは、蕎麦がきあったか風味やさしく、鯛ほくほく、むき蕎麦あんやさしく。洋皿:鮑と車海老のエスカルゴ風味はあったかやわくにに味噌だれ、海老ほく、白身魚のソテーはしっとりあったか、ペッパーソースで。品数や素材も多く頑張っている。 ご飯:庄内米こしひかりとだだちゃ豆・栗釜めしはつやもっちりあまみあり、甘い豆と風味しみて、栗ほくほく、うまい。 腕物:庄内浜寒鱈どんがら汁。冬に吹雪の多い庄内にわざわざ来たのはコレを食べるため。あったか多め、鱈ほくっと、肝濃く、白子ふんわり濃厚、ほどよい味噌にコクがでて、とてもおいしかった。デザート:庄内メロンはジューシー甘め、紅茶ゼリーあっさり、つや姫アイスざらざら感少し濃いめまろやかにきな粉黒蜜甘めで合う。以上、一時間ちょっと、庄内の海の幸、冬の鱈、蟹、山形牛、米、フルーツ、地酒といっぱい堪能した。これで19440円x2、日本海&夕日まるごと満喫プランの平日19440円・休前日22680円(冬期2000円割引)相当だったから、正月では破格の内容だ。年越しは高かったけど、他は冬の庄内できついんだろうな。 食後は布団を敷いて貰って。日本海の夜は真っ暗。屋上の露天へ。夜は22時まで、朝は6時(夏は5時)からで交替。 真っ暗で、温泉街の灯りとかすかに波打ち際が見えるぐらい。寒いけど温泉あったか気持ちいい。 展望大浴場へ。こちらも静かでゆったりと。そとは真っ暗。 あとは部屋でまったり。wifiはロビーのみなんでLTEテザリングで。外真っ暗なんだが、途中から冬の嵐で雷ピカッと。で、寝る。