都留市 蒼竜峡 名所とはいうものの・・
都留に「蒼竜峡」と言う場所があります。名前だけは随分昔から知ってはいたのですが、見たことはありませんでした。こりゃ見ておかないと・・・と。蒼竜峡団地というのがある、と国道にある信号の名前で知っていた程度なのですが、実際行ってみてびっくり。蒼竜峡はその団地のすぐ裏手にありました。この大きな木のあるあたりが最も上流のようです。大きな木が根付いているのは溶岩の上です。崩れたりしないのか気になりますよね。この場所から十日市場あたりまでの桂川が蒼竜峡と呼ばれるそうです。命名したのは『近世日本国民史』を著した徳富 蘇峰で、昭和9年にこの地を訪れ、魚鱗のような岩の模様を目にしてのことだそうです。実は、団地の裏手にあっても、フェンスで遮られ遊歩道などもありません。都留市教育委員会の看板があるだけです。整備する予定もないようです。この鱗状の模様は、富士山の溶岩が冷え固まってできたもので、地質学的にいうと「柱状節理」というものです。丁度柱の断面を見ている感じになります。大月方面に流れていった溶岩が侵食され、ところどころで柱状節理が見られるのが桂川の特徴です。にほんブログ村ブログランキング参加中です。上のボタンをポチッとクリックお願いします!