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本と映画と食事とあひる

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エビチリで急性胃炎

今日の朝食；キュウリとにんじんのぬか漬け、がごめ昆布と小松菜の味噌汁、玄米粥。　一週間ほど前、数年ぶりに中華料理を食べました。お付き合いで仕方なく、、、ですが、エビチリや長崎ちゃんぽんを食べて帰宅。食べているときには「ちょっと辛いなあ」と思ったくらいだったのですが。。。。　深夜、１時過ぎに腹痛で目が覚めました。尋常ではない痛み。　体温の下がる２時くらいは体調が悪くなるんですよね。これは何度か経験していますがこんな腹痛は始めてです。　次の日、近所の病院へ行ったところ「刺激物による急性胃炎」だそうです。唐辛子で胃炎、、、、。驚きました。夏のストレス、弱っていたところに強烈な刺激物が入ってきたので体が拒絶反応を起こしたのでしょうね。　薬を処方されました。まだ痛いです。唐辛子、、、怖いですね。　そういえば和食には殆ど使いませんよね。一味なんてほんの少しだし。我が家は夫が嫌うのできんぴらにも入れないし。　やはり日本人には日本食、、、と文字通り痛感しました。

2011.09.17

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佐藤青南『ある少女にまつわる殺人の告白』は2011年の収穫！

ようやく読めました。『ある少女にまつわる殺人の告白』。　ネットで評判がよかったので読んでみました。この作家の作品は初めてなのですがとても読みやすかったです。このミステリーがすごい　大賞の優秀賞らしいですが、これでトップではないとは驚きです。加筆、修正されたらしいですが。　この作品を強く推したという選考委員の『告白』『身の上話』を超えるという評価はちょっと疑問ですがすごい小説であることは間違いないです。　長崎の、とある児童相談所に訪れた一人の男。「１０年前に起きた事件」について関係者に話を聞いていきます。　沢山の人間の「告白体」で書かれています。重要な人物である児童相談所の所長の証言は一人間を空けて複数出てきます。　学校教師、医師、児童相談所の職員、キャバレーのホステス、、、、。　浮かび上がってくる真実とは、、、、。ネタバレになるのでかけませんが、現代社会の問題を扱った深い作品です。確かに先行作品は多数ありますが、これは独自の視点を持っているし、大賞をとってもよかったと思いますね。　読後に、胸にずしんとのしかかるような重みを感じます。気分のよい日に、覚悟を持って読んでください。　それにしてもこの本の表装はどうにかならなかったのでしょうか。これでは、ある層の読者を逃がしてしまうと思いますね。ちょっと残念です。

2011.09.16

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『失われた時を求めて』　岩波版がすごい

　失われた時を求めて 1 (岩波文庫) (文庫) / プルースト/作吉川一義/訳今、プルーストの『失われた時を求めて』にはまっています。面白いです。　実は学生時代に一度、挫折しているんですよ。話が動き出すまで、時間がかかりすぎるんですもん。それが、今回　『まんがで読破シリーズ』であらすじだけはつかんだためすんなりと読めています。　知らない道を歩くときは長く感じますが、知っている場所だとさっさと歩けるのに似ていますね。また、岩波文庫の新訳がいいんです。痒いところに手が届く、心憎い気配り。　今まで岩波文庫は脚注が巻末についていて参照するのが面倒でした。それが、見開きの左側についています。分からない単語、意味の取れない箇所、服装の説明図などすぐに参照できるよう考慮されています。　また、作品に出てくる絵画や彫刻の写真付き。簡単な解説も付いています。これ、めちゃくちゃ助かりますよ。　今まで、海外作品を読んでいて困っていたところですもん。たまたま、知っている画家や絵ならいいんですが、中世以前とかいかれるとちんぷんかんぷん。そのたびにネットで探したり、夫に絵の載っている画集を教えて貰ったり一苦労。それが大英博物館所蔵品だった日には目も当てられませんよ。探すだけで何日かかるか、、、、。　驚くほどに親切な今回の岩波版。勿論、翻訳もいいです。ただ、全１４巻完結らしいのですがいつ終わるんでしょうか。。。かなり不安です。現在は２巻まで。続きが気になって仕方ないのでちくま、集英など既刊のものどれかでとりあえず読もうと思っています。　吉川一義さん、急いでください。お願いします。

2011.09.10

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おもしろかった本　『絶叫委員会』

今日の朝食；なすときゅうりのぬか漬け、がごめ昆布とねぎの味噌汁、玄米小豆粥１，２杯。　今回の台風は速度が遅くて困りものでしたね。暴風域、集中豪雨に当たられた方、大丈夫だったでしょうか？　この数日、読んでいて大笑いした本を紹介します。穂村弘の『絶叫委員会』です。　歌人、翻訳家、名エッセイストの著者が日常で驚いた言葉、言い間違い、張り紙や表示などについて考察しています。　さすがに言葉のプロ。目の付け所がシャープだし面白いです。　実はこの本、出版されるのをずっと待っていたのに今まで気づかなかったんです。一年以上、、、、我ながら馬鹿？と思ってしまいますね。　北村薫がこの中の一編を本で紹介していて、それがとても印象的だったんです。（「致命的発言」というもの）でも、北村薫もプロ中のプロ。（笑）落ちは「本になるだろうから読んで下さい」と書いていて気になって仕方なかったんです。　今回、読めてすっきりしました。　言葉の微妙なニュアンスについてのエッセイなので、読者は選ぶと思いますが、日常、アナウンスや張り紙の日本語に違和感を感じている方にはお薦めです。　私があまりに笑っているので、夫がふすまをちょっとだけ開けてこちらを観察していました。本を読んで大笑いする妻、、、気持ち悪かったのかもしれません。すまん、夫よ。でも、穂村弘は本当に面白いんですよ。

2011.09.03

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『病気になりたくない人はこうしなさい！』

今日の朝食；きゅうりとなすのぬか漬け、がごめ昆布とねぎの味噌汁、玄米小豆粥。　台風の影響で窓がガタガタいっています。暴風域に入る地域の方々は気をつけてくださいね。　図書館であまりにもストレートなタイトルに笑ってしまい借りてみた本です。内容は、丸元淑生、幕内秀夫、新谷弘実、甲田光雄、フィネガン博士いずれかの本を読んだ人には既に知っていることばかり、、、、といったもの。＋安部司も少々。　逆に、これらの方々の著作を読んでいない人には一冊で済むからお得といったところでしょうか。　特に、丸元淑生さんの本は『たたかわないダイエット』以外ほとんど絶版ですからね。　砂糖や牛乳がなぜ健康に悪いか、マーガリン、ショートニング、植物性油脂（と加工品の裏に記載されるもの）による健康被害、食事を伝統的なものに変えるだけで体が変化するなど基本的なことが分かりやすく書かれています。特に牛乳については多くのページが割いてあります。昔　ベストセラーになったという『スポック博士の育児書』。初版のときは牛乳を勧めていたのが版を重ねて、８版の頃には乳製品完全否定になったというところも興味深いですね。　次に面白いなと思ったのは「ハワイ式ダイエット」のお話。アメリカから入ってきた食文化のせいで３人に１人が肥満（！）というハワイ。　その人達に伝統的なハワイの食事をさせると７０ｋｇ減量できたというんです。しかも、カロリーや食事の重量はほぼ同じ。伝統食の底力が分かりますね。生の食材の比率が増えたからだと思いますが。　ハワイと沖縄がダブってしまいました。沖縄も現在では大変なことになっているそうなので。アメリカ文化の影響は大きいですね。　かくいう私の住んでいる長崎では若年層のメタボが問題になっています。　学校給食など話に聞いていると中華が多いのが気になりました。あと、米軍基地の影響からか佐世保バーガーなる食べ物もありますね。日本で最初に砂糖が入ってきた地域だけに、料理の味付けも甘いものが多いです。砂糖の集客力が弱まって、スーパーでも特売が減ったといわれる今日でもこちらでは事情が違います。　考えさせられますね。。　これは入門書としては面白い本だと思いました。

2011.09.03

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