7/5 「浅草お江戸さんぽ」 ~発見がいっぱいありました
「附け」は、歌舞伎の舞台上手(かみて)で役者の演技を引き立てる効果音のことですが附け打ち、山﨑徹さん主催の「附けの会」では様々なイベントで歌舞伎を親しむための橋渡しをしてくれます。その中でも番外、レアな試みが「野外活動編」と銘打った浅草お江戸おさんぽです。ご案内人は堀聡志さん。浅草案内のガイドの資格を持っていらっしゃる俳優さんです、なんと贅沢なこと。下の建物は浅草のランドマークのひとつ、浅草文化観光センター「浅草お江戸さんぽ」のコースの中にも含まれています。浅草に来たら、場所をたずねたり、屋上で写真を撮らせてもらったりトイレをお借りしたり、いつもお世話になるところ。今回はね、入り口で検温もしてくれるので、浅草を歩く前に立ち寄るといいですよ。観光センターの屋上から撮った五重塔や仲見世、花やしき。浅草歌舞伎や、伝法院の庭園のお散歩、良く知ってる浅草コロナ禍で、外国からのお客さんもなく、閑散としていて不思議なカンジマスクをして距離を取って、付かず離れずの「浅草お江戸さんぽ」ガイドの堀さん。写真より本物のほうがずっとステキ白を基調とした服装も上品で良くお似合い穏やかな口調。大声を出さなくても、よく通る声。説明に耳を傾けながら、さすが俳優さんと感心しきり附け打ち、山﨑さんは堀さんの案内に耳を傾け参加者を見守るように、うしろからユックリ 歩いています。歌舞伎座では、お客様が山﨑さんを見つめますがここでは逆なのが面白いです。浅草神社では、イベントがありました。人が集まっても、普段の浅草とは比べ物にならない少なさです。浅草、知ってるつもりで知らない話、たくさんありました。ただ、眺めていた浅草の輪郭がはっきりした気がします。猿若町、藤波小道具、ワクワクする場所を次々と回ります。ここらへんは、一人では来られないので、さらにテンションあがります。人通りが少なくて、参加者だけ しかも 5m以上離れている時はちょっとマスクを外して、深呼吸も。マスクは大事だけど、付けたままで息苦しくなっては元も子もないですものね。体調管理も抜かりありません。そして、またマスクをつけたら、並んで移動です。雨の心配していたけれど、暑さのために具合が悪くなる人も出なくてちょうどいい空模様でしたね。ソーシャル・ディスタンスのせいでみんな適当な間隔に広がっているからおひとり様の参加者も、気軽です。山谷堀に平成中村座の小屋がかかっている時は勘三郎さんが毎日お参りした待乳山聖天さんがコースに入っているのも 中村屋のファンにはウレシイです。浅草と歌舞伎。両方に詳しいガイドさんのお陰もあってコロナ禍ナンノソノ!の楽しいイベントでした。第二回があったら、また参加したいです。