■レビュー内容
「ダイちゃんとでもしておきましょ」
今回はお涼も打つ手なし、いつもの「私は何でもお見通しよ」て感じがなかった、無敵ではあったけど…。いつもの痛烈な社会批判は健在、それが中盤まで続くとちょっと閉口かな。タネ明かしを後半まで引っ張ったのは、正体に迫力がなかったためかなぁ…。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
泉田警部補は、上司薬師寺涼子のお伴で新潟県水沢町へ来ていた。水沢町は国家戦略特区に指定され、カジノが建設され、クリスマスイブに開所式が行われる。式典には首相も出席、警備部の室町警視、岸本も来ていた。
式典の最中、巨大地震が発生、雪崩でVIPを含む1万5千人が孤立してしまう。首相ら一部VIPは一般人を残し救出さるが、多くの人が寒さと余震の恐怖の中に取り残される。4人は協力(?)して事態を収拾しよと動き出すが、熊のような肉食動物に食い殺された変死体が発見される。さらに、ブランドショップを狙た窃盗が発生、警備員が警護するキャッシングのための金庫も狙われかねない。外部との連絡もTVや携帯が繋がっていたが、状況が一変し予断を許さない状況になる。
外部との連絡が途切れたことに人為的な妨害を感じ取った涼子は、熊の正体を確認のため泉田と屋外へ出る。襲ってきた熊は、熊だったが雪で出来ており、生物のはずのない雪が熊の形をとり人を襲い食い殺そうとしていたのだった。
涼子は、雪熊が屋内へ侵入することを懸念し警備態勢を整えるよう指示を出そうとしたその時、悲鳴が上がり雪熊が侵入、泉田らの必死の応戦で排除に成功するが、一堂に動揺がひろがる。そこに、航空自衛隊のヘリが上空に到着するが、ヘリは地上から伸びた雪の手によって叩き落されてしまうのだった…。
雪熊の攻撃は断続的に続き、涼子らは戦略的撤退を余儀なくされ、次の作戦を練るのだが、いい案が浮かばないまま、とうとうパニックが起こり、火災が発生し乱闘騒ぎに発展してしまう。雪熊は雪人間となり人型の巨人と姿を変えるのだった…。