■レビュー内容
「やるさ。でなきゃ、あそんでた前半の格好がつかん」
帆船レース、第二戦。ソルにぐうの音も出させず、完勝を収めるため一戦目を放棄して見せ、今度は様子見だったイバト・ルタをやる気にさせる。ご都合主義な展開ですが、面白い。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
妨害にあったとはいえあっさり一戦目を落としたファンに、マイアらがどうするのかと詰め寄るのだが、ファンは脚本どおりだと言うのだった。
翌日、ファンが言うには風が吹くはずなのだが、一向にその気配はない。心配するマイアにニッカは、ファンが言うのだから風は吹く、だが遅ければ今日で海王走は終わるというのだった。
二戦目開始。乗船は変えられない決まりの海王走、ソルは二戦目も三番艦に乗船することになる。ファンは、風が吹けば八番艦が圧倒的に有利となり、第一戦で三番艦に乗船させることも狙いの一つだったことを明かす。開始早々、八番艦はソルに付いた影船5隻に囲まれ速度が上がらない。風上を取ろうと徐々に予定航路から外れていき、第一戦目に行路を外れ罠を仕掛けておいたヘルア島へ向かう。ファンの実力を試したいルタは、手出しをせず静観するのだった。
八番艦は、ヘルア島で4隻の影船を罠にかけ置き去りにする。それを見たルタは、航路を外れ先行する三番艦を目指し転舵する。即座に追撃の体制を整える八番艦だったが、すぐに影船最速の実力の一人アレア・モスに風上を押さえられてしまう。振り切ろうともがく八番艦、ファンは目前に現れたシャワーを利用しモスの4番艦から風上を取り戻し先行するのだった…。