国語に関する世論調査
国語に関する世論調査 本来と違う使い方 広がる....。 多少、時期が遅くなった話題で恐縮ですが、スクラップブックからー、 さる2019年10月29日に文化庁が発表した「国語に関する世論調査」は言葉の はやりすたりも調べている。次のような言葉で、本来の意味とは異なる使われ方が広 がっている。 「毅然」 「失望してぼんやりしている様子」 28.1%(本来の意味・言い方) 「腹を立てている様子」 56.7%(多かった回答) ―30代以下は本来の意味を選んだ人が多く、16~19歳では7割近い。文化庁の 担当は「調査結果は事業でもあつかわれことがあり、若い人ほど本来の意味を選学ぶ 機会があるのでは」とみるー。 「砂をかむよう」 「 無味乾燥でつまらない様子」 32.1%(本来の意味・言い方) 「悔しくてたまらない様子」 56.9%(多かった回答) 「御の字」 「大いに有り難い」 36.6%(本来の意味・言い方) 「一応納得できる」 49,9%(多かった回答) 「自分の言うことに、うそ偽りないことを固く約束するさま」 「天地神明に誓って」 32.1%(本来の意味・言い方) 「天地天命に誓って」 53.7%(多かった回答) 「理論を組み立てて議論を展開すること」 「論陣を張る」 29.5%(本来の意味・言い方) 「論戦を張る」 44.0%(多かった回答) 03年度、07年度同じ質問をしており、若い人がほど「本来の意味」を選ぶ人が増えて きたという。ただ、読書「ゼロ」半数、1カ月に1冊も読まない(私もその一人)と答えたの はおよそ半数。読書量が「減った」と答えた人は5年前の調査より増えて7割近くなったと いう。 < 朝日新聞 2019.10.30 参 >