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いしけいからの穏やかな日常と伝えたい思い

いしけいからの穏やかな日常と伝えたい思い

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2009.06.10
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カテゴリ:テレビの感想
昨日のNHKプロフェッショナルでは、乳腺外科医の中村清吾先生の仕事と思いを取材し、紹介していました。
中村先生は、医師になった頃は病気を治すことばかりに目を向けるようになり、患者の声に真摯に耳を傾ける姿勢を忘れていたことにある日気がついたそうです。
アメリカの研修で、たくさんの専門家でともに診るチ-ム医療を知り、2005年にご自身がチ-ム医療をスタ-トさせたそうです。
患者さんの病状も人生や今置かれている環境も同じではないので、それぞれの患者さんの話をきちんと聞き、何を求めているかを人生を共に考えていこうとしている姿が素晴らしいと思いました。
番組に出てきた患者さんは、妊娠中に乳がんが見つかったが、他の病院では子供はあきらめるようにいわれたのに、無事温存手術をし妊娠を継続できて本当に良かったと思いました。
又、乳がんの再発をお子さん達になかなか伝えられない患者さんに、様子を見ながらあわてずに良く話を聞きながら一緒に考えていたところにも感動しました。
母であると、自分のことより子供の事を心配し、治療が遅れてしまうことも多いようです。
この患者さんも、子供にはガンの再発を隠したいと思ったようですが、家族の応援が治療には必要なので機会を見てやっと子供に伝える事ができ、子供たちも家事のお手伝いをするようになって良かったと思いました。
子供にガンの事を伝えるかについても、それぞれの患者さんの考え方と子供の年齢、病気の進行具合でそれぞれ違ってくると思います。
そういうことについても医師や医療者が一緒に考えてくれる事はとても必要だと思いました。
又、チ-ム医療でそれぞれの専門医を尊重しながら一人の患者さんの治療を考えていく事はとてもいいことだと思いました。
中村先生のような名医でも偉ぶることなく、他の専門医や医療スタッフの話もきちんと聞いているところが素晴らしいと思います。
医療もいろいろな方面から見ることが必要だし、それぞれの良いところを出し合いチ-ムワ-クも不可欠だと思いました。
こういう素敵な先生がいると思うとがんに戦う勇気がわくような気がしました。

私の場合は、がんが見つかったのは突然でしたが、幸い早期でしたので、息子には詳しい事は説明していませんでした。
息子は中学生になったばかりで、私の病気にはかなり動揺したようです。
急に夜中に救急車が来て、入院手術となり、私が1ヶ月も家にいなくなったのですから。
私の場合は、私の母と住んでいたので息子の事や家の事は心配しなくて治療に専念できた事は恵まれていると思います。
しかし、患者さんにはそれぞれの家庭の事情があると思いますので、医療者側もその点も考慮して治療方針も考えていただきたいものです。
チ-ム医療のある病院も限られていると思います。
せめて同じ病院内では各科で協力し、他の科の先生の意見も聞いていただきたいものです。
医師同士で連携してもらわないと、患者側も両方で説明しなくてはならず、なかなか面倒です。
私も手術をした産婦人科と腸閉塞を見てもらっている消化器内科が違う病院ですので、私がそれぞれの医師に他の病院の結果を説明しているのです。
まだ、お互いの医師の方針は聞いてくださるのですが、次は向こうの病院はいつ行きますかとか血液検査の結果を私が見せるのも何だか変な感じです。
私はいくつも病院に行くようになってしまいましたが、本当はがんの治療後は総合的にみてくれるかかりつけ医が近くにいて欲しいなと思います。

ゴ-ヤがどんどん大きくなり、ベランダへ網をつるしました。
少しでも緑のカ-テンがエコにつながればと思います。





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Last updated  2009.06.10 11:02:53
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