カテゴリ:子どもたち&孫
幼少期から大学時代までを過ごした町を、ウォーキングがてら散策。
小汚い模型屋が、立派なホビーショップになっていたり、小さいながら、 忘れ得ぬ程美味かったラーメン屋さんが、跡形もなく消えていたりと、 驚くやら、寂しいやらで、あっという間にかなりの距離を歩いた。 20年程前は全盛を誇った巨大な団地群も、すっかりゴーストタウン化 し、時の流れを改めて感じる。 代わりに乱立するマンション群も、やがてはそうなるのかと思うと、 日本という国は、本当に長期展望がない国であることがわかる。 電線の埋設とか、街並みのトータルな美観など、TVなどでは結構、 行政も考えているようなことを言っているが、全く実感出来ない。 これが、大自然に囲まれた故郷なら、そうそう景観もかわらないだろうが、 我々のような環境に生まれ育った者は、その原体験のようなものを、 景色を通じて子どもに伝えることが出来ないのは、残念なことだ。 6年程前、小学校入学を前にした長女を、自分が通った小学校に連れて いったことがあったが、あまりの変貌振りに、以後、そのような試みはして いない。 少子化により、校庭ばかりがやけに広くなった小学校。 唯一残った巨大な老木が、その隣にあった校舎が撤去された後の新地 に、佇んでいたのがあまりに侘しく、子どもの心に寂寥感を残してしまった のではないかと心配になったものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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