カテゴリ:政治・社会・ビジネス
朝食を済ませ、子どもたちと布団で転がりながら、サンジャポ(TBS)を 観ていたときに、速報で知った。 夕方にもM5クラスの余震があり、亡くなられた方もおられたようであり、 ただ事ではないと知り、お見舞い申し上げます。 活断層付近で暮らす我々にとっても、地震は他人事ではない。 一応、うちの子どもたちは、真面目に報道を見ていた。 人命にかかわることはもちろんの事、特に地方では、先祖代々継承してきた 家屋などの資産が、一瞬にして奪われるなど、私のように継承する資産を 持たない人間にはわからない悔しさがあると思う。 現実として、いまだ「家を守る」という責任を負う長男は多く存在するわけで、 もろもろの思いを堪えて継承したものが、自然災害で奪われるのは、何とも やるせないことだろう。 うちの場合は5人家族なので、過半数以上が生き残ることを目安として 常々、「例え誰かが死んでも、死者にこだわらず、うろたえずにしっかり生延びる こと。お互いの安否確認で危険を冒すことなく、各自、自分がしっかり安全を 確保すること」などと話している。 「縁起でもない」と言われてしまいそうだが、事実、子どもの頃から親戚の多い分、 多くの葬式を見てきた身としては、「死」というものは、身近な現実である。 古くは「自分が死ぬなんて、想像もしたくない」と保険にも入らず飛行機事故 で亡くなった著名な歌手の方や、「俺が死んだ後なんて関係ない」とやはり 生命保険を否定していた同僚(彼は子どもが生まれてからはさすがに気が 変わったようだが)など、それぞれの主張はわかるが、確率論的に非合理な 考え方を許す甘さが、平和・安全ボケ日本にはある。 日本で暮らす以上、地震は織り込んで生きていかなければならず、今でも 起こりうる自然災害として、子どもたちにも、常に意識していて欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/03/26 11:05:00 AM
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