カテゴリ:政治・社会・ビジネス
芳賀某という芸能人と共謀しての恐喝罪で逮捕されたとのこと。 元ボクサー・芸能人・暴力団と、「昭和の三点セット」が揃ってしまった 典型的な事件に、報道する側も、生き生きしているような気がした。 実は、日本人ボクサーの中でも、渡辺二郎は大好きなボクサーだった。 日本拳法出身の軽量級離れしたハードパンチと、目のよさ、そして、 タイトルを取ってしばらくは残っていた、前足を上げる癖(笑) 具志堅に次ぐ防衛記録(当時)を残しての引退後、TVなどでは良く 見かけたが、一度、やはり恐喝か何かで逮捕されて依頼、久々の 音信であった。 同じ日本拳法出身の猪狩元秀が、キックのチャンピオン~念願の スナック経営(当時、「賞金はどうします?」とリング上で聞かれ、 「スナック開店資金の足しにします」と幾度か答えていた) ~K1のレフリー(A・フグが初期の頃、間に入った猪狩のヒザで顎を 蹴られ、KOされたなど、楽しいレフリー振りだった)~日本拳法に戻る という、武道かとしての王道を行き、また、さらに有名な沢村忠も、現在は 出自の剛柔流空手の指導で、武道家としての本道に戻っている。 そういう先達の後をなぜ追わなかったのか、非常に残念である。 現役時代の闘い方を見れば、その選手が指導者として大成するかは、 ある程度は見える。渡辺二郎は、向いていたと思う。 しかし、渡辺には兄がおり、暴れっぷりでは大阪では随分有名で、 二郎も助っ人程度では参加したものの、主体的に暴れるようなタイプでは なかったという、証言もある。 芸能人になるか、犯罪者になるかしか道がなかったとは思えない。 プロスポーツとしてのボクシングの、まだまだ前近代的な側面も垣間見え、 非常に残念な報道であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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