テーマ:夜空を見上げてごらん(588)
カテゴリ:星・天文
![]() 見ごろは深夜2時頃という現在の土星。 連休でなければ、なかなか撮影に漕ぎ付けることは難しい。 ビデオ撮影だけなら簡単だが、Webカメラを使用しての撮影には、PCを 用意したり、寒いバルコニーでキーボードを操作したりと、結構、手間の かかるものである。 ま、趣味はそこが楽しいのだが。 この夜、火星を撮影していてシーイングの良さを確認し、望遠鏡は そのままにして、夜半を過ぎるのを待った。 1年ぶりに視野に入った土星は、昨年に比べて驚くほど環が細い。 実際は、毎年徐々に変化しているはずなので、気のせいだと思うが。 土星は、公転軌道面と、環の円盤面の角度が異なるため、15年ほどを 周期に、地球から見ると、土星を上から見る角度のときは環が大きく開き、 逆に真横から見ると、環が見えないくらいに細くなってしまう。 ガリレオの頃は、環が衛星に見えたり、”耳”に見えたりした記録が残っているが、 環の開き具合に影響されたであろうことは間違いないだろう。 例によって、転用防止のため、処理途中かつ解像度を下げた画像だが、 実際、この画像を1mぐらい離してみると、望遠鏡で覗いたときの雰囲気に近い。 双眼装置で観望したときの素晴らしさは、全天体の中でも有数の眺めである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/01/05 09:16:13 AM
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