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2008/02/13
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テーマ:稽古(629)
 
 帰宅すると、末っ子が「父上、ちょっと見てください」と、子どもが遊ぶ騒音を
 防止するために、ほとんど万年床になっている和室に導かれた。

 「前蹴りを”持って”ください」というので、奴の左足を右手で持った。
 
 刹那、勢いよく跳ねた末っ子はそのまま身体を左側に捻り、左足で
 後ろ回し蹴りを振ってきた。

 笑ってしまうことに、そのままだとアゴを直撃されるコースなので、思わず、
 左腕でブロックしてしまった。

 スウェイする余裕がなかった程、鋭かったのだ。

 もちろん、実力(受身)以上に跳び上がった奴は、そのまま落下していったが。

 「ほう、使えそうな技じゃないか・・・」と誉めてやると、異常に喜んだ。

 片足を取られたまま、残った軸足で跳ね上がり、回し蹴り・横蹴りで反撃する
 技術は、比較的ポピュラーで、私も若い頃はよく使ったが、後ろ回しで反撃する
 のは、キャッチされた足を外す効果も期待できる半面、意地悪く、キャッチされた
 足首をロックされると、自分の膝が壊れてしまうので、敬遠されている技術だ。

 また、本来、足を取られること自体、問題ではあるのだが。

 しかし、自分自身の創意工夫で技を創っていく行為は、本当に尊いものなので、
 誉めてやることにした次第である。

 結果、毎晩、ひとつづつ、新しい(本人にとって)技を見せてくれる(苦笑)
 もちろん、あまりにくだらない技は、掌底カウンターで頭を小突き、却下する
 ようにはしている。

 それでも、新技開発に賭ける、奴の情熱は衰えない。

 確かに、他にも小学生などは、変わったことを仕掛けてくる子も多い。
 その子なりに考えた結果なのだと思い、尊重しながら裏をかくので、こちらも
 勉強になる。

 子どもの創造力の発露を妨げないためにも、”禁じ手”は少ないに越したこと
 はないのである。

 翻って、巷の大会を見ると、もはや末期症状に近い禁じ手オンパレードだ。

 うちに来ている子どもたちだったら、いや、大人でさえも、頭に入らないような
 偏ったルールである。

 例えば、顔面パンチを禁じ手にしてしまったら、コンビネーションも含め、劇的に
 攻撃のバリエーションは減ってしまう。

 いきおい、先生・先輩が既にルール内で使用した技術を中心に、模倣すること
 になる。

 気が付けば、模倣の集大成が、その流派の技術体系になる。

 こうなってしまっては、古くから「守・破・離」と言われる武道の王道を歩むこと
 ができず、自分の師のレベルで頭打ちが精々である。
 





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Last updated  2008/02/15 11:11:23 AM
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aki@ Re:ブラス万年筆 F字 / トラベラーズカンパニー(03/12) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
kirk1701@ Re[1]:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) akiさん、返信遅くなり申し訳ありません。…
aki@ Re:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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