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2008/03/04
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テーマ:稽古(629)
 
 月曜日の稽古。

 人数も少なく、ベテランばかりだったので、トンファの実演と、手刀、背刀による
 ”掛け”の稽古をじっくりと行った。

 例えば、ボクサーの連打のように、パンパン飛んでくるパンチ(突き)を手で払う
 のが精一杯のレベルで、このような稽古をしても、自滅するばかりなのだが、
 通常の受け(払い)がある程度自在になった段階で、組手の中で”掛け”を
 使用するのは、非常に有効である。

 相手の突きに体重が乗っていれば乗っているほど、ちょこっと掛けてやるだけで
 体勢が大きく崩れ、場合によっては、肩や首を痛めつけることも出来る。

 私は、時々組手で使用することで紹介してきたのだが、今回は、基本原理から
 じっくり説明し、今後の彼らの自主稽古の一助とすることにした。

 手の甲が自分の方を向く、手刀掛けはともかく、手の甲が相手の方を向く、
 背刀を使った受けや掛けは、もはや、専門誌などでもあまり紹介されなくなった。

 実は、この掌を裏返しただけで、力の伝播具合や、効果が劇的に違うのだが、
 それを、中間動作での力比べなどを通して、細かく説明した。

 微笑みながら、背刀で相手の右の突きを受け、そのままの形で力比べに移行
 させると、相手が、顔を真っ赤にしても、返すことが出来なくなる。

 力をほとんど入れていない証拠に、喋りながらでも同様となる。

 要は、身体の各部分を独立させて。自律協調させて私は掛けているのだが、
 相手は、身体中を”ひとつ”に剛体化させてしまって、力比べに臨んでいる点で
 勝負にならないのである。

 また、稽古の初期はどうしても、作用点(この場合は手)に近い筋肉のことばかり
 に注意が行ってしまう。

 私の場合、背刀掛けで一番意識しているのは、前足の膝なのだが、その辺りも
 じっくり説明した。

 (もちろん、私などは遠く及ばない名人・達人と呼ばれる方から見れば、この辺り、
  色々ご指摘を受けるとは思うのだが。)

 ベテランこそ、気をつけないと簡単に停滞に陥ってしまうので、こういう稽古を
 通じて、再度、”操体”全般に関して見直して欲しいと考える次第。

 帰り道、懸命に手の動きを自習している67歳のベテランに、「それじゃ、100年
 やってもダメそうだな~」と、さらに釘を刺して笑ったのだが、こうやって懸命に
 取り組むタイプの人間は、遠からず、この技術をモノにするであろうことは、勿論、
 いうまでもない。
 





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Last updated  2008/03/05 11:55:20 AM
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aki@ Re:ブラス万年筆 F字 / トラベラーズカンパニー(03/12) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
kirk1701@ Re[1]:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) akiさん、返信遅くなり申し訳ありません。…
aki@ Re:パイロット万年筆 カスタム72 HM(01/23) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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