カテゴリ:子どもたち&孫
末っ子が、ウラ紙などで毎日のように刀を作っている。 ゲームの無双よろしく、延々と振り回した挙句、 「かあちゃん、チャンバラやろうよ」とカミサンに絡んでいる。 不出来な父親としては、ここぞとばかりに、いつもサポータやグローブを 購入している武道具店のカタログで、「チャンバラソード」なる、スポチャン (スポーツチャンバラ)用のソード(剣)を、長短、2本づつ購入した。 子どもの頃、剣道は齧った程度の修行歴だが、SP教官を務めていた親戚の 薫陶よろしきを得て、近所の剣道場で稽古している程度の子には、まず 負けなかった。 さて、小学校1年の息子と言えども、加減するわけにはいかない。 毎晩、10本勝負をこなしている(笑) もちろん、防具なんてなしだ。 こちらは、狭い室内なので足捌きは使わずに、相手の斬りつけ・突きを 払いつつそのまま面・胴をしたたかに打ち据える。 ヤワな子なら、泣き出すような程度の鋭さで。 安全を考慮したソードではあるが、まともに面を打たれた末っ子は、数秒、 目が泳ぎ、朦朧としているのがわかる。 他所の子には絶対に出来ない。 で、本人は、まだまだやる気満々で来るが、胴を打たれ、呼吸が苦しくなった あたりで、10本目となり、「ありがとうございました」となる。 空手同様、カウンターのタイミングを間違いなく取れるうちは、残念ながら 末っ子に勝機はない。 可哀想だとも思うが、本人は燃えているし、また、現実直視は大切だ。 「誉めて育てる」なんてのは、武道に関しては、子どもには逆効果と思う。 余分な動きが頭を打たれる衝撃に直結している分、技術が磨かれると同時に、 「油断=危険」という、動物的な感覚を磨いて欲しいとも考えている。 おかげで、当初は荒唐無稽だった末っ子の攻撃も、いまでは、タイミングを 測っての子どもにしてはかなり鋭い突きと、足を狙っての攻撃が主体になって きた。 突きに関しては、数センチ、食い込んできたようにも思える。 また、週末の稽古にも持ち込んで、稽古の後に遊んだが、こちらでは主婦にも 評判がいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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