テーマ:稽古(629)
カテゴリ:武道・スポーツ・健康
勤務先での社会人の稽古。昨日が今年最後の稽古となった。 忙しくて欠席気味だった女性メンバーも参加。 このところ進境著しい彼女の「後輩」の受け技の技術を確認する流れとなった。 狭い稽古場で、グローブを装着した女性メンバーの突き蹴りをひたすら受ける稽古。 もちろん、私もやって見せた後に、他のメンバーが受ける。 序盤、何とか受け切っていた新人さんも、終盤は「受けの動き」を読まれてしまい、 何度か顔面に突きを貰ってしまう。 最終Rは、恐らくわざと外したと私は思っているのだが、連打で横を向いてしまった 身長180cm超の彼の顎先を、女性メンバーの素晴らしい突きが掠めた。 2cm上だったら、完全にKOだったと確信している。 事実、私は一瞬ヒヤリとした。 稽古後、「完全に伸ばされてましたね」と反省する彼を見ていると、逆に頼もしさを 覚えた。 絵空事でなく、本気で「倒してやる」と狙ってくる突き蹴りを、反撃することなく受け切る ことは、至難の業である。 事実、私でさえ、急所こそ外しているものの、真剣そのもので受けていたのである。 ブランクをものともせず、キレの良い突きを打ちまくってくれた女性メンバーも 素晴らしいが、序盤を何とかしのいだ彼にも、基本が身についている点、拍手を 送りたいくらいだ。 こういう、一見「不公平」な稽古は、ともすると参加者に疑念を抱かせる。 うちの場合は、すべて私が「やってみせる」というギリギリの点で、成立していると 思っている。 事実、余裕を演じながら、私も必死で受けているのだ(笑) 私が懸命に成していることを、メンバーは「余裕でやっている」と誤解してくれる(笑) これが彼らのレベルを、私以上に押し上げるためには必要だと思っている。 今年も大きな怪我人を出さずに社会人のクラスを終えられたことを感謝する次第。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/23 09:12:48 PM
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