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カテゴリ:星・天文
この日の昼~午後にかけては、あちこちのサイトをチェックして しまった。 結局、衛星は北アメリカからアフリカにかけての広範囲に落ちた ようで、まずは一安心。 実は、私が今回、こんなに注目していたのには理由がある。 人間が人工衛星を打ち上げて半世紀。 初期の頃は、直径50cm程度の球体で、衛星自体に推進機構が ついていないものが多く、こんなものは、落ちてきても確実に 燃え尽きる。 やがて、衛星の目的・用途が多様化し、衛星自体で姿勢制御を 行うような物になり、当然、燃料を積む。 そのタンクも、今回のように、チタンなど、耐久性の強いものに なり、衛星自体も大型化する。 つまり、20世紀末に落下してくる衛星と、スカイラブなどの ように、大型化した衛星が落ちてくることは、別の次元なのである。 今回もし、アメリカが本当にコストの問題で、衛星を撃ち落とす ことを見送ったとすれば、これは由々しき責任放棄である。 さらに、以前、衛星を大気圏外で爆破実験し、デブリをばらまいた 中国のようなモラルの低い国が、今回も大型の衛星を打ち上げている。 物理的な問題と、モラルの問題。 その両面で、今回、せめて予測精度は?と、かなり注目した次第。 結果、当初「北アメリカには落ちない」と発表していたNASAの予測が 大きく外れ、北アメリカにも落ちたわけであり、その予測精度が全く あてにならないことが判明した。 今後も、大きな衛星はどんどん、落ちてくるというのに。 次は10月とも言われているようだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/10/02 05:36:33 PM
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