テーマ:稽古(629)
カテゴリ:武道・スポーツ・健康
立ち方、力の流し方などを理解してもらうために、力比べのような
デモンストレーションを行うことがある。 この日の稽古では、三戦(サンチン)と呼ばれる空手特有の立ち方 で、両手首を相手に思い切り掴んでもらい、それを、一気に捻り上げ 外すデモンストレーションを行った。 困ったことに、私の方がメンバーより力があるので、皆、 「それって、力が強いだけなんじゃないですかぁ?」という視線を 投げてくる。 仕方ないので、私の腕、左右をそれぞれ一人づつに両手で掴ませ、 渾身の力を込めさせた。 二人とも、私より頭半分大きいので、少女のようにか細い私の手首は 握りつぶされてしまいそうである。 さすがに本気でやらないと恥をかくので、足の位置、外旋・内旋の の調整、呼吸を調整し、一気に捻り上げた。 これだやっと得心してくれたようで、その後はメンバーにやらせてみる。 結局、誰ひとり、私が掴んだ手首を動かせるものはいなかったが、 互いにやらせると、少し足の位置、力の入れ方を調整するだけで、 驚くほど効果があることを確認してもらえた。 基本的な立ち方に隠された、複雑な理論。改めて面白いと思った次第。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/11/15 11:18:09 AM
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