テーマ:天文(608)
カテゴリ:星・天文
オークションと言うのは、本当に有難い。つくづく思う時がある。
主に、GUNと天文関係で使っているのだが、1000近く取引している中で、 不愉快な思いをしたことは、ほとんど記憶にない。 それだけ、同世代が集っているカテゴリの取引が多いから、というのも 理由のひとつであろうが、やはり、人と人、ということだろう。 さて、今般、40年ほど昔の天体望遠鏡の鏡筒部分を落札した。 老舗のG光学製で、懐かしい外観のものである。 (画像は後日、テストショット共にUPしたい) 口径65mm,焦点距離1000mm F15.4 のアクロマートレンズの屈折式だ。 商品説明、タイトルが「E.D.65mm」となっていたので、EDアポクロマート と勘違いした入札者がいたのか、やや高値となったが。 「E.D.」とはG光学の表記方法で、有効径のことなのだが・・・。 が、アクロマートレンズとは云え、これだけ焦点距離が長ければ、かなり のシャープさが期待でき、自分が天体観測を始めた頃の「原点」を確認し、 それを愚息にも伝えたく、いわば、ひとつの「物差し」として入手した。 大型の木箱に入って届いた鏡筒は、40年という時を感じさせないコンディ ションで、あいにくの天気だったため、風景で光学系をチェックした。 ちなみに、愚息にも、風景を観る場合、遠くの山などの自然、あるいは 店舗などの看板、電柱などのインフラに限るようにし、個人宅などは 絶対に視野に入れないように指導している。 ツアイスサイズ(24.5mmスリーブ:最近のものは31.7mm)の接眼部に、 秘蔵のペンタックスのアイピースを挿し、江の島の灯台などに向ける。 光学系は、期待以上に上等であり、光軸も狂っていない。 理論上の有効倍率である130倍を大きく上回る、300倍程度にしても、当然 暗くはなるものの、像自体が破綻しない。 これは期待できる! 何より、白く明るいものを観た時の、僅かな青にじみに、なんとも味が あり、早くこれで月などを眺めてみたいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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