たとえ換金はできなくても経験は立派な財産だ
世界は広い、とてつもなく広い。なのに私たちときたら、この狭い日本の片隅で「老後にはどれ位お金が必要なんだろう」とか「今から貯金しなくちゃ」とかチマチマと考えている。「あ~もうっ!情けないったらありゃしない!」と、あなたが海外へ行こうと思い立ったとしても止めはしないよ。昔から若者は「何か」を求めて海を渡るものなのだ。そして、そんなあなたの「モヤモヤ」をスッキリさせてくれるのがワーキングーホリデーという制度だ。海外で長期間生活するには、沢山のお金がかかる。ところが若者にはお金が無い。「向こうで仕事でも見つければいいさ」と気軽に思うかもしれないけど、海外で働くためには「就労ビザ」が必要。これがなかなか取るのが大変なのだ。ということで、この制度が誕生した。対象は18歳から30歳まで、一部の国は25歳までの日本人。対象国はオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国など8ヵ国。最長1年間、滞在できて、しかも現地でアルバイトをすることができるのだ。現地での就学条件は国によって異なるが必ず求められるのが「資金力」。往復の航空券が買えて、しかも一定期間は生活できる「資金」が必要だ。例えばオーストラリアの場合、5,000オーストラリアドル(日本円で約50万円)の貯金がなければならない。実際には、もう少しお金がないと生活は苦しいだろう。もうひとつ、必要なのが語学力だ。「え?語学の勉強のために海外に行くんじゃないの?」いや、現地の言葉が話せなければ仕事はできないでしょう。ある程度は話せる人が、語学力を「高める」のだったら話は別だけど。それから、日本語教師、調理師、美容師などの資格を持っていると仕事を見つけるには有利だ。ワーキングホリデーの経験をどう活かすか?中にはワーキングホリデー中に現地で仕事を見つけて住み着いてしまう人もいる。これはごく稀なケースだが、多くは語学力をアップさせ、文化や価値観の違う人々の中で国際感覚を学び、忘れがたい思い出と共に帰国する。それが「貯金」になるかって?経験は立派な財産だ。たとえ換金はできなくてもね。PR 周南市 税理士