素浪人ブログ

伊勢神宮のある三重県で、
熊野三山のある紀伊半島で、
日本最古の神社花の窟のある熊野市で、
大馬神社のあるのは井戸川の沿いである。
井戸川の途中に里宮があり、
井戸川の源流近くの清滝前に奥宮がある。


井戸川沿いに住むから、
大馬神社には特別の親しみがある。
地元の人間でもないから、
大馬神社の例祭やその他の行事に参加しないが、　
地元に住むも者としての特別の親しみがある。
大馬神社は特別の神社である。


記録的な暑さの夏、
今年の夏は幾つもの、
暑さの記録を塗り替える夏だった。
暑い暑いが挨拶代わりの今年の夏、
衰えを知らない暑さはまだ続いている。
残暑の厳しさに秋の到来の遅さを思う。



朝夕は凌ぎやすくなった紀南地方、
秋の気配もあるにはあるが秋の足は遅い熊野。
その熊野の真ん中井戸川遡り、
お馬神社奥宮に行ってみる。
地元のヨシクマ新聞の記事に、
触発されて大馬神社奥宮に向かった。



今年は大馬神社に行くことが少ない。
大馬神社行きが少ないのは暑さとは関係ないが、
無関係とは思えない思いもどこかにある。
兎にも角にも、大馬神社に向かう。
厳しい陽射しの中の、
沿道のススキもフジバカマもまだ遠慮がちに控えている。




毎年、白い彼岸花を咲く場所には、
彼岸花の気配さえないが、
彼岸花が時期を違う事はないだろう。
白い鳥居の前に、新しい案内板がある。
山上から降り注ぐような陽射しを受け、
威容を誇る白い鳥居は美しく煌めいている。