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カテゴリ:風の詩
 厳しい暑さも終わりそうな秋の気配が満ちる時期になり、秋の遅い紀南地方風景も色づき始め、常緑の山肌にも秋の粧ういを感じる。秋本番もすぐと言う思いになるこの季節は、やはりもの憂い季節である。そんな漠然とした言葉を連ねるのも、秋のもの憂さの一つに違いない。何日か前から、月が気になりだした。煌めくと表現してもよさそうな半かけの月が次第にかけた部分が埋まり遠景へと変化する。丸になったら十五夜で、山盛りの団子を前に月見としゃれる昔の人の秋の楽しみへ思いを馳せ、今年は十五夜の月見をしよう思う。 



 そんな、秋めく過疎の地で、遠く台湾近くの尖閣諸島付近での日本の海上巡視船と中国漁船の衝突事故のその後を考える。中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件(事故)は、あらぬ方に拡がりを見せている。中国では反日的機運が盛り上がりつつある。如何にも理不尽で、中国政府の対応に驚く。昔なら戦争だと言った人がいたが、そんな馬鹿げた話でも否定できな状況になっている。多くの日本国民は、副首相クラスの高官が日本大使を夜中に呼びつける非礼に驚いた。パフォーマンスにしては、やり過ぎだと、誰でも思うやり方だった。反日の風を煽る中国政府という事になる。中国政府の女性法道官が北朝鮮テレビの女性アナウンサーと重なったのは私だけだろうか。そんな思いになった人とは多いと私は、二人の女性の語り口が似てきたような気がした。

 


 反日的な心情が心の底に宿り続けるのは、歴史から考えて当然だが、歴史は歴史であり、現在を生きるに人間が瞬時に歴史を引っ張り出すことはないし、直ぐに反日の声を上げることはないだろう。反日の機運は、反日の風は、反日の叫びは、反日的世論の喚起は、用意された政治的謀略だと思う。そして、今や、世界経済をリードし、軍事大国に中国は中華思想の野望をむき出しにする。表現を変えれば、中華帝国の太洋への野望が見え隠れする。そして、極端な表現を許していただくと、世界各国の華僑の力が結びつき、中華帝国の世界支配も夢ではないと、妄想的な懐疑心まで湧き起こる。




 尖閣諸島の領有権問題では、歴史を遡って沖縄が琉球王朝時代の中華帝国の琉球王朝との関係まで取り沙汰される複雑怪奇な中国の言い分などもある。中華帝国は明の時代、中国のと琉球王朝の関係は、明を宗主国とする関係だった。属国でも植民地でもないが上下の関係は歴然とある不思議な関係は、根底にある中華思想を満足させるものだった。その関係が冊封関係で、最近の中国要人の発言にそんな歴史的な言葉があり、驚き呆れたが、間違いではない。




 中国と琉球王朝の関係は1372年から1879年の琉球処分という沖縄にとっては屈辱的な歴史的転換期まで続く。琉球王朝は歴史から消え沖縄県となるまでの約500年間もの長い繋がりがあった。琉球王朝は国王が代わると、中国皇帝の承認を得る。中国皇帝は冊封使を遣わした。そんな歴史に言及する。歴史は歴史として存在するが、現在がその歴史にとらわれることはない。今まで、何もなかった中国が、事件が起きてから突然歴史的なことを言い出す面白さは兎も角、中国の反日世論は、政治的に用意されている。韓国も同様だが、あるいは日本の戦後処理の曖昧さが原因かも知れないが、反日の世論の旋風は信じ難い早さである。




 「日本側が誤った情勢判断をせず、賢明な政治決断をすべきだ」と日本の大使を深夜に呼びつけ中国の要人は要求した。中国の報道は、海上保安庁の巡視船が中国漁船に衝突だ。故意に衝突のニューアンスで世論を煽る。そして、船長を違法逮捕と、さらなに煽る。報道で煽りに煽るから、ネットでは戦争もやむなしの書き込みも多いという。一般市民が尖閣諸島に感心があるわけない。漁船と巡視船が衝突しても、漁船の船長が逮捕されても、関心などない。見えるのは政治的色彩だ。




 政治的色彩は明確になり、首脳会談が見送られ、訪日予定の要人の訪日が中止になった。そして、経済的圧力も現れ、中国企業の日本への団体旅行も中止になった報道もある。そんな、言いがかり的な中国の出方に負けると、今後に尾を引くと言うわけで、日本外務省が、少しは骨のあるところを見せた。岡田外務大臣が民主党幹事長になり、外務大臣が誰になるかはまだはっきりしないが、外務大臣の交代で日本の対応が変わるとは思えないから、暫くは中国な横暴な嫌がらせ的な事にがまんするしかないと言うわけである。経済的にも中国頼りの昨今は、まさに中華思想の華盛りで、中国は宗主国的な振る舞いだ。


 





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最終更新日  2010.09.17 09:54:45
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