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テーマ:心のままに独り言(8530)
カテゴリ:風の詩
師走の風は気まぐれに吹き荒れた。今日12月4日は、昨日の風が嘘のようは静かな幕開けであった。吹き荒れた師走の風のように、荒れたのか乱れたのかの判断も出来ない菅改造内閣の臨時国会は閉幕した。
紀南地方の過疎の地でも、報道は同時進行であり、過疎の地の山間部の住民も東京の政治世界の醜悪さを憂い嘆きの言葉を投げ合う。橋の袂の木陰の下で、憂いの言葉を投げあい、冬はモーニングサービスの喫茶店が嘆きの場所となる。 若者ならツイッターに呟いて憂さ晴らしも出来るが、通信機器に持て遊ばれて、憂さ晴らしどころではないから、素手の勝負が高年者流である。だからどうしたというわけではないが、喫茶店で聞いた高齢者の嘆きの政治談議の要約だ。 「臨時国会は終わった」と、 いきなり発言は元土木作業員の秀さんだ。 「素人による素人の為の臨時国会を終わった」と、 元国鉄マンの山下さん。 「菅内閣に同情する」と声色を変えるのは、 元、トラック運転手の源一郎さんだ。 モーニングサービスの喫茶店。高齢者の登場人物は、当然だが元の肩書きで発言する。年金生活者になっても,生活の実権、財務は奥さんに握られている高齢者の自己表現は、元の肩書きである。家ではチャンネル権も無いがここでは主役だ。 そして、当然だが、高齢者の菅内閣への評価も低い。歴代内閣最低の法案成立率と強調するのはマスコミの投売りでも、マスコミ流に様々な資料も頭に入っているようだ。 菅内閣の臨時国会の評価には、一様なのがマスコミだが、一様でない評価も高齢者にはある。 「状況から判断して同情する」と、 元トラックドライバーに同調する人は何人もいる。 「評価の低いのは当然だ」と、元漁師の水上さんは、 「閣僚の相次ぐ失言や失態は、安倍内閣と似ている」と断言する。 「鳩山政権ががたがたにした後を継ぎ、短期間に二回の代表選をした菅政権の低すぎる評価は、ある程度仕方がない」と水上さん。 「リーダシップのなさは認めても、辞めろの声は少ない」と、山下さんも同情に頷く。 「国民は同情的で、日本人は人情に弱区、感傷的だ」と元国鉄マンが続ける。 「発足当時から消極的な指示が高かったのが管政権だ。支持率急下降でも、それほど失望感もないのは、元々期待感も無かったからだ。だから、支持率は低いが、辞めろの声も少ない。不支持さえ消極的である。だから、以外にも、長期政権となるかも知れない。消極的な支持で、同情的な国民に厳しい反菅の声は起きない」と、元国鉄マンはコーヒーカップを持ったままだ。 「総理大臣に同情的か」と、 言った後で「フン」と鼻を鳴らすのは秀さんだ。 「確かに変な話だが」と、 秀さんを一瞥しコーヒーカップと置いた国鉄マンは続ける。 「党内野党を抱えて政権運営には同情する。何しろ、事業仕分けでも政務三役が官僚側の代理人になって、平気で反旗を翻すのだから、何かが決まることは殆どない。そして、菅首相自信が野党時代も、与党になってからも、官僚を馬鹿呼ばわりしてきた。だから、官僚の協力も期待できないから、現在の状況は仕方ない」と、元国鉄マンは続ける。 「総理大臣に同情する国があるか」と、 水上さんが呟く。 「大きな原因は」と山下元国鉄マンは続ける。 「未だに小鳩などの言葉が躍り、政権をガタガタ状態で投げ出した人たちが意見する。そして、安全保障などと無縁の議員が殆どでは、やはり仕方ないと同情する国民だ。そして、次々に問題発言や問題行動の閣僚を抱えている。北朝鮮の韓国延坪島への砲撃で、危機管理が非難され、あの何とかいう、うちのカカアにそっくりな大臣が可愛そうにもなる程攻められ手いる時にだ。政務三役の一人がゴルフで、しかも、中国駐日大使主催のコンペだ。そんな馬鹿な閣僚では仕方ないと国民は同情する。これでもかと菅内閣に突きつけられる問題は後を絶たない。野党からの攻撃はかわすのは簡単でも、身内からの攻撃はかわすのが難しい。これは、それは、洋の東西を問わず、時代の新旧を問わず、組織崩壊の構図だ。そんな内閣に、国民は同情的であるが、総理大臣に同情的な国民は悲しすぎるのも、また、洋の東西を問わず、時代の新旧を問わず真実である」 秀さんは「フン」と鼻を鳴らし、 「テレビの声が聞えない」と呟く。 「野党も野党で、特に自民党に、国民はうんざりした」と、 水上さんが言う。 「菅内閣は情けない」と、源一郎さんだ。 「仙石官房長官の発言や答弁には納得できないが、責める自民党議員にはうんざりする。それは、国民の共通の感想だ」と、 山下元国鉄マンはコーヒーを追加注文し話し始める。 「菅はだめで、仙石も駄目で、自民党の女性議員にはうんざりで、更に、谷垣総裁は、ちょっと下卑た表現と断りながら、『なめんなよ』と言うから、何ともならない。支持率1%でも辞めない菅さんと、『なめんなよ』の谷垣さんだよ」 朝の喫茶店のモーニングサービスは、以下の高齢者の社交場で、 経験豊で情報量豊な高齢者の世評は真実刃だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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