素浪人ブログ

　伊達直人はタイガーマスクで、タイガーマスクは孤児院出身のプロレスラー。勿論、漫画の主人公だが、漫画の主人公のタイガーマスクは、漫画から飛び出したかのように、タイガーマスクはプロレスラーとして、漫画同様の活躍で多くのファンを感動させた。前置きは長くなるが、そのタイガーマスクの伊達直人の話題であり、総理大臣菅直人関係のニュースではない。


　
　全国規模になったタイガーマスク伊達直人のランドセルプレゼントは、漫画同様孤児院へのプレゼントである。呼び方は違っても同じ孤児施設であり、伊達直人の恩返しと、自分と同じ境遇の子供たちへの励ましの気持ちがランドセルのプレゼントになったと誰でも単純に判断するが、全国規模の拡大は一人では無理で、伊達直人運動とか伊達直人現象とか呼ばれる拡がりとか。更に、他の漫画の主人公が登場しての伊達直人的活動がされているという。


　ランドセルの会社とかランドセルの販売店から誰か直ぐに分かるわねと言うのは、刑事ドラマを見逃さない同居人の言葉だが、なる程簡単に誰が買ったか分かりそうだ。でも、譬え簡単にわかっても、そんな事はしないで欲しいというのが、多くの人の共通の願いかも知れない。何処まで拡大するか判断できないが、何処までも拡大して欲しいものだ。入学式が終わっても、ランドセルの季節が終わっても、別の形で、子供たちに夢を与えて欲しいものである。


　タイガーマスク伊達直人に負けじと、明日のジョーの矢吹ジョーが登場したという。「そろそろ俺の出番かな？入学おめでとう！！矢吹丈」と書かれた、メモが添えられたランドセルが置かれたのは兵庫県の孤児施設とか。そして、遂にというか、やっぱりと言うか、岡山県は桃太郎だ。岡山市の「新天地育児院」に桃太郎からのランドセルときび団子が置かれていたというから面白い。さて、次はと期待し、漫画の主人公を考える。でも、漫画の主人公だけではなく、映画やドラマの主人公の名前のプレゼントも次々と送られそうな気がする。


　日本は捨てたものではない。日本人は捨てたものではない。不況でも日本には豊な心があると誇らしくもなる話である。全国的な拡がりの伊達直人さんの善意と、それに触発されての善意は、更に拡大するだろう。去年の暮れには、星野富弘美術館への5千万円の匿名の寄付もあったし、不況下の日本で心の豊かさが示される。更に、頑張れ伊達直人、頑張れタイガーマスクと声援を送りたい。そして、同時に別の直人、菅直人首相にも声援を送りたい。