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カテゴリ:風の詩
三重県熊野市から和歌山県東牟婁郡に引っ越した。三重県熊野市の山間部から和歌山県東牟婁郡の海岸部に引っ越した。引っ越して2週間が過ぎも、頭の中は山間部の過疎地のままだ。頭の中が海辺の風景に変わらない感じのままの2週間だが、窓から海が見える風景に感動したままの状態と言ったほうがいいかも知れない。山間部の過疎地から過疎地の海辺へ引っ越し、頭の中は過疎地の私が見る東日本大震災余談の一つ、アメリカ軍の「トモダチ作戦」。
東日本大震災の米軍の救援活動に感謝しない日本人はいない。米軍が展開した「トモダチ作戦」は被災地の人々に勇気を与えた。孤立した被災地に食料を運び、多くの被災民と救い、救出された人も多く、行方不明者の捜索も自衛隊との共同作戦で行われ、多くの額も発見した。そんなアメリカ軍に感謝しない日本人はいない。 日本周辺に展開するアメリカ軍の拠点基地は沖縄だ。「トモダチ作戦」のアメリカ軍の拠点基地は海兵隊の普天間基地だ。救援活動でも最前線は海兵隊で、海兵隊の拠点基地の一つが普天間基地で、普天間基地はヘイリコプター基地だ。そして、在沖アメリカ軍トップの4軍調整官は普天間基地が物資輸送の拠点だったと強調し、ヘリコプター部隊の普天間の重要性を強調した報じられている。 アメリカ軍の活躍を認めない人はいない。多くの人がアメリカ軍に助けられた。多くの被災地にアメリカ軍によって、食料や医薬品が届けられ、多くの命が守られ、多くの人に生きる力が与えられた。そんなアメリカ軍への、アメリカ合衆国への感謝の思い我、普天間基地移設問題とリンクするのは、フェアーではない。東日本大震災への支援は誰でも評価し感謝するが、普天間基地の移設問題とは別次元の話だ。 アメリカ軍4軍調整官は普天間基地の重要性を強調し、普天間基地移設問題の難しさも表現している。現在の普天間のヘリコプター基地が米軍の「トモダチ作戦」の輸送拠点になったのは、特に強調すすることでもない。現在、機能している米軍基地が、重要な拠点になるのは強調する必要もないことだ。ましてや、普天間基地はヘリコプター基地だ。ヘリコプターは被災地の輸送や救援活動に重要な役割を果すのは当然だ。 原発事故の最終的な処理も、米軍の専門部隊が行う事になると予想する私は、原発事故処理が、普天間基地移設問題の人質になりそうな気もする。そんなことはないにしても、日本世論の米軍への眼差しが変わる。日本の安全保障への米軍の役割が再評価され、普天間基地の重要性が国民世論となり、現状維持か、沖縄県内移設が唱えられる。普天間基地が重要で、沖縄県外への移設が不可能に近い現実から、基地周辺の人々の移動を考えたらの声があった。 テレビ番組TVタックルで、ビートたけしも唱えた基地周辺住民の移動説だ。その考えは、ある意味、原発周辺住民の集団移動と似ている。放射線汚染ですめなくなった土地を捨て、別の土地に建設される都市に移動するのと似た発想だ。 危険な原発と、危険な基地に追われる住民の悲劇が重なる。並べて論じられるべき問題ではないが、解決策は、同じ発想を生み出す。原発の地の集団移動は現実味を帯び始めているが、沖縄の普天間基地周辺住民の集団移動などは現実的ではない。原発と普天間基地、米軍が関わる、重要な安全保障上の問題として、日本に突きつけられるようだ。 和歌山県東牟婁郡の海辺で、東日本大震災を考え、「トモダチ作戦」のアメリカ軍と、そして、危険な基地普天間を考え、原発の最終処理を倍軍に期待するのは、様々な矛盾もあるが、兎に角、周辺の住民を助けて欲しいとの思いに至る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.04.16 07:59:24
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