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テーマ:心のままに独り言(8530)
カテゴリ:風の詩
現在和歌山県東牟婁郡に住んでいる。那智の滝も勝浦漁港も、生活圏だから、毎日のように行く。観光地が生活圏内だと、滅多に見物はしないのが普通だが、新住民は、如何にも観光地に居住することが誇りのような気がして、毎日のように出かける。そして、見学ではなく、立ち寄っただけと自分に言い聞かせるから、心模様は複雑で面白い。でも、少し離れると、滅多に行かないから、ゴールデンウィークだからと理由をつくり、那智の滝から太地の鯨館、そして、イルカショー。その後は、串本町の橋杭岩、大島のトルコ館や、海中水族館を見学した。日本一の那智の滝、それに半捕鯨団体の映画で世界的に注目される鯨の町太地など、超のつくほど有名な観光地でも、混雑もなく、切符を買うのに並ぶこともなく、普通の日と変わらないスムーズさであった。それも仕方ないと思うゴールデンウイークは、東日本大震災を気遣っての自粛ムードで始った。自粛ムードの延長線上では、盛り上がりに欠けるゴールデンウィークになると、誰もが予想した。首相や官房長官も観光やレジャーの自粛は被災地の為になら無いと、ゴールデンウィークは、例年通り楽しんで欲しいとメッセージを発表した。石原都知事の自粛の言葉を思い出すが、その時と今は、明らかに違うし、花見とレジャーや観光のゴールデンウィークは違う。日本全体が閉塞感に捉われては、復旧復興への力も阻害されかねないから、レジャーや観光は何時もの通りに楽しんで欲しいと、被災地にも観光地はあるのですと、被災地からの逆励ましもあり、又、被災地へのボランテイアの観光ツアーなどもあり、次第に盛り上がって来た感じだ。ゴールデンウィークも後半になる今日からは、いよいよ例年のような混雑や、例年の風物詩的な高速道路渋滞のニュースもあり、ゴールデンウィークはこれからが本番と言った感じになってきた。そして、私は、昨日、那智の滝から橋杭岩、大島、串本と巡ってきたのは賢明だったと思っている。 それにしてもと、感心するのは被災地へのボランテイアー・ツアだ。観光に行くのではなく、汗を流し汚れる瓦礫の片付けの為の、観光ツアーだ。人生の、社会勉強の、社会奉仕の、社会貢献の為のツアーと色々被せることはできるが、募集する方も応募する方も、手探り状態で、受け入れる被災地も、どうしたものかと悩んだかも知れないが、テレビニュースで観る限り、うまくいっているようだった。被災地はいくらでも人手が欲しいはずだが、宿泊施設の問題などで、いくらでも受け入れることは出来ない。その点、観光ツアーなら問題はない。旅行会社が問題を解決してくれる。新しい形のツアーは、一石何鳥も得られる見事な試みだ。 さて、テレビニュースでは、高速道路の下り線が50kmを超えるとか。東名高速伊勢原バス停付近52km、中央高速は相模湖IC付近で50km、被災地の東北道高速でも、岩舟JCT付近で42km前後の渋滞だと言う。そして、 午後から上り線の渋滞へと変わるとの予想だ。 自粛ムード、閉塞感を打ち払い、楽しいゴールデンウィークを過ごして、活力を養い、被災地に元気を伝えたい。日本が明るく躍動する事によって、被災地も元気付き、明るく元気な日本の一員として前進する力を感じるようになるだろう。 楽しく遊ぶことも、励ましなると、又、ボランテイア・ツアのように、新しい形の励ましもあることを知る、ゴールデンウィークの後半はこれからだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.05.03 16:05:47
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