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テーマ:お勧めの本(7255)
カテゴリ:ベルリン
(ベルリン終戦日記/ある女性の記録:山本浩司(訳):白水社:p54)より引用 『地下室は薄暗い。石油ランプがくすぶる。暗がりでうっかり頭をぶつけないように、目の高さのところで梁の周囲に塗られた燐が緑色に輝いている。新しい一員が加わった。書店主の夫婦がカナリアを持ち込んできたのだ。タオルで覆われた鳥かごが向うの梁にかかっている。外では銃声、内は静か。みんなうとうとしているか、眠り込んでいる。』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年11月11日 09時50分55秒
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