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カテゴリ:数・数学・科学
(方程式が解けるとはどういうことか、を言い出すと話が長くなるので、おいといて)
「解けない5次方程式がある」ならば「解けない6次方程式がある」というのが、わかりそうでわからず、すっきりしなかったのですが、 「解けない5次方程式がある」ならば「解けない6次方程式がある」ということを証明するには、 「すべての6次方程式が解ける」ならば「すべての5次方程式が解ける」ということを証明すればいいわけですが、 6次方程式を、ぼくは、 (Xの6乗)+A×(Xの5乗)+B×(Xの4乗)+C×(Xの3乗)+D×(Xの2乗)+E×(Xの1乗)+F=0 という形で考えていたのが、わからなかった原因で、じつは、 「すべての6次方程式が解ける」と仮定するのだから、F=0でもいいわけで、すると、 f(X)=(Xの6乗)+A×(Xの5乗)+B×(Xの4乗)+C×(Xの3乗)+D×(Xの2乗)+E×(Xの1乗)=0 が解けると仮定していいのでした。 この6次方程式をXで割ると、 g(X)=(Xの5乗)+A×(Xの4乗)+B×(Xの3乗)+C×(Xの2乗)+D×(Xの1乗)+E=0 という5次方程式になりますが、この5次方程式は、いわゆる、すべての5次方程式になっています。 6次方程式 f(X)=0の解で0でないものをαとします。 (すべての6次方程式が解けると仮定するわけですから、6次方程式 f(X)=0に解があるわけです) f(α)=0 となるので、 g(α)=f(α)/α=0 となって、 αは5次方程式g(X)=0の解になります。 ということで、 「すべての6次方程式が解ける」ならば「すべての5次方程式が解ける」ということが証明できたので、 「解けない5次方程式がある」ならば「解けない6次方程式がある」ということが証明できたのでした。 すっきりして、うれしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年08月23日 12時56分21秒
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