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テーマ:今日のカンボジアって?(524)
カテゴリ:カンボジアでの生活
朝から天気が悪くどんより曇っていた。
おかげで、30度をきる涼しい朝を迎えた。 今日は、久しぶりにプノンペンの南へと向かった。 目的地は、ダンカオ地区にある「カンボジア王立農林業大学」 7時45分に家を出て、63通を南下。 毛沢東通りを横切ったところから、警官の姿があちこちで見かけられるのに、うまく交通整理ができずに、少しずつ流れが滞り始めた。 モニボン通に出ると、さらに本格的な渋滞になった。 時間は、午前8時過ぎ。 交通集中による自然渋滞かと思いきや、実は、CPP(カンボジア人民党)党本部で何か催しがあったようで、帰りもそこそこ渋滞があった。 さて、「カンボジア王立農業大学」は、キリングフィールドと呼ばれている、ポルポト時代の死体遺棄現場へ行く道の途中、ダンカオ小学校のすぐ先の交差点を左折した先にある。 1993年、私はJHPというNGOで働いていたのだが、その団体の一番最初の小学校校舎建設の現場が、このダンカオ小学校だった。 そのため道中はとても懐かしいはずだったのだが、舗装され、拡張され、周りに家が立ち並び、道と家との間にあった水貯め用の池は埋め立てられていたりと、まったく見違えるように変わっていて、あっというまにその小学校を通り過ぎてしまうところだった。 さて、8時半ごろ、その道の突き当たりにある王立農業大学に到着。 きれいな門があり、大学の案内板がカラーで掲げられていた。 キャンパスは、緑が多く広々としていて、生き生きとした活気にあふれる場所に感じた。 今日のメインは微生物研究室の見学。 JICAのシニアボランティアの方が、食品微生物の指導にいらしているということだったので、我がコショウの品質保持の参考になることがあるだろうと思い、彼の元を訪ねてみた。 微生物研究室の中をのぞくと、カンボジアの割には意外ときれいに手入れされている。 大まかな、初期の微生物の検出は、ここでも十分できるということでした。 自前で機材をそろえて、研究者を雇い入れる費用のことを考えれば、ここに商品を持ち込んで検査してもらうほうがよっぽど安上がりだと思った。 ここでは、食品微生物の培養実験の一環として、味噌やしょうゆ、納豆なども作っていた。 希望者には、販売もしてくれるそうだ。 こういう大学の研究所という場所をうまく活用して、民間企業との相互協力によるに研究がもっとできるようにしていかなければと、切に感じた半日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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