「カンボジアに台風【Ketsana】(16号)上陸」
10月1日付のカンボジアの地元紙「プノンペンポスト」によると29日の夜から30日未明にかけて、カンボジア中北部を台風【Ketsana】(16号台風)が通過し、現在把握しているところでは、11名の死者が出た模様。最大瞬間風速は40m以上を記録したとも掲載されており、コンポントム州やシエムリアップ州で多くの家が倒壊したもよう。今日現在もシエムリアップ市街の中心を流れるシエムリアップ川の氾濫によりの町に水が出ているという。ここカンボジアには、過去40年の記録の中で台風のような激しい暴風雨に見舞われた記録はないという。私の住んでいるここプノンペンでは、全くそのような台風が接近してきているというような気配すら感じられなかったので新聞報道を見て非常に驚いている。この台風による被害の全報告はまだ上がってきていないようだが、かなりの家屋倒壊等の被害が出たのではないかと予想されるほか、水不足のためになかなか田植えができなかった地域が9月に入りようやく雨がまとまって降ったため田植えを終えたばかりという地域も少なくなく、この台風による稲作の被害も危ぶまれるのではないか。被害にあわれた方がたに心よりお見舞い申し上げます。