テーマ:政治について(19788)
カテゴリ:古河市の発展
昨日、野田・新首相の所信表明演説がありましたね。今朝の新聞に掲載されているので、改めてじっくりと読ませていただきました。厳しい現実を受け止め、克服しようという責任感にあふれた内容だと思います。大地震からの復旧、経済危機への対応、日本の将来像、外交・安全保障という流れは、いま正に日本が直面している問題を重要な順に語っているという印象です。
これは野田総理が「松下政経塾」の出身であることに関係がありそうです。松下政経塾とは「経営の神様」と称される故・松下幸之助氏が1979年に創設した塾で、研修期間は3年(現在は4年)です。全寮制で、前半は外部から講師を呼んで政治経済、日本の伝統文化などを学び、後半は「理想の国家経営とはどうあるべきか」仮説を立て、現場におもむき「自習自得」するのだそうです。 今までの政治家というものは、票やカネが中心で、理念というものが軽視されていた感があります。つまり、票が欲しいから有権者に甘いことを言い、当選したら献金によって動く。崇高な志などなくて、親分と支持者の言いなり、みたいな。これでは、腐敗して当然だと思います。そして、本来は日本を発展させるために使われるべきエネルギーが、政敵の足を引っ張るところに浪費されてしまっています。 「新しい国家経営」「よりよい日本と世界」を標榜する松下政経塾は非常に狭き門で、例年200人以上の志願者に対し、合格者は10名未満となっています。現在までに248名の人材を輩出しています。うち政治家は73人で、野田佳彦氏のほか、前原誠司氏、原口一博氏、玄葉光一郎氏などがいます。ちなみに、古河市出身の神風英男(じんぷうひでお)氏(衆議院・埼玉4区・民主党)もその一人です。 ところで、野田内閣の下で、古河市はどうなるのでしょうか。地方自治については一言、「地域主権改革を引き続き推進します」とあります。今までとの違いは見えません。いまは、災害復興・経済回復が第一なので、あまり進展させる時期ではないのかもしれませんが、自らの地域をどうしたいのかを問い続ける意味は小さくないでしょう。 私としても、松下幸之助さんの教えに習い、いたずらに不安がらず、勇気をもって未来を信じ、周りの人との絆を深め、真に価値があることとそうではないことを見極める目を持ち、公の利益のために貢献できる人になりたいと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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